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サーフィンはなぜ僕を惹きつけたか

“SURF”

このワードは僕には縁がないと思っていた。

“SURF”について言うとすると、ロンハーマン や WTW のアパレルやインテリア・グッズで気分を味わうだけで満足だったし、正直サーフィンはクールな、所謂イケてる人たちだけが嗜むスポーツであり、僕には向いていないと感じていたのだ。

だけど、妹の旦那さんに誘われていくつかの週末をサーフィンをすることに費やすと、そんなことは気にせずまんまとハマってしまった。一度甘い蜜を出す木を覚えたら、何度でもやって来るカブトムシのように。

僕にとって新しい趣味を作ることは、人生を有意義に過ごす上でとても欠かせないことなので、教えてくれた義弟には感謝しなければいけない。

いつもありがとう。

なぜハマったか

そもそもなぜこの海上の遊戯にハマったのかを考察したいと思う。

・充実した1日を過ごせる

朝は早く、午前中の早いうちには海から上がり美味しいブランチにありつくことができる。朝早くから活動し、1日を体感的に長くすることはQOLを上げることには欠かせない。その意味でもこのサーフィンはとても良いスポーツである。

サーフィンを終え、海を眺めながら飲むコーヒーは最高の瞬間のひとつだ。気の知れた友人とサーフィン後、海辺を歩きながら談笑するのも悪くない。

・波の確認作業が楽しい

波は当然風向き等にも影響され、その日のコンディションが大きく異なってくる。

サーフィンをする人の誰もが事前に情報収集を行い、適切なサーフ・ポイントを見つけた後でサーフィンをするのだけれど、仲間内でその談義をする時間がとても楽しい。実際にポイントに行き波のチェックをすることは、デートの前に予約をしたレストランが妥当であるか入念に確認作業を繰り返すことに似ている。

ようやく見つけたポイントでウェットスーツに着替えるときは気分が最も高まる瞬間のひとつだ!

「今日はどれくらい乗れるだろう」

そんなことを考えながらボードを担ぎ海に向かっていくことがたまらない。

・単純にカッコいい

サーフボードを片手に髪を掻き上げているシーンは僕にとって憧れのシーンのひとつであった。雑誌やInstagramで格好良いサーファーを見ると自然と心が踊った。海、ウェットスーツ、サーフボードだけでフォトジェニックになり、カメラマンも飽きさせない。

“大人の”と言われるスポーツはいくつかあるけれど、カッコよさにフォーカスするとサーフィンに勝るものはないのかなと思える。

最後に

僕は桑田佳祐の「波乗りジョニー」が大好きだけど、その歌詞にある「同じ波はもう来ない」という詩はいまいちピンと来ていなかった。

でも、サーフィンを始めた今ではわかるようになった気がする。

桑田さんが言うように、同じ波はもう2度と来ないのだ。

だから、僕らはその波を注意深く見極めなければいけない。

無数に散らばった石の中から、光輝く宝石を見つけるように。

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