アジア日記#08 【偶然なんて、きっとこの世にはなくて、全て必然なんだと思う。】
チェンマイ3日目。旅にも徐々に慣れてきた。
お友達もできて、やっと旅らしくなってきた。
「バンコクで会ったお友達が今日チェンマイに来るよ!すごくいい子!」
ヤスミーナがそう言っていたのを思い出した。
朝はゲストハウスで写真を編集したり、読書をしたりと、共有スペースでゆったりと過ごしていた。広いスペースを独り占め。
そこに入って来た、女の子。
クルクルとした赤毛の髪に、クリンとした目。
”ヨーロッパ人かなぁ”ふと、そう思った。
「Hi :)」とだけ、お互いに挨拶を交わす。
わたしは自分のことに集中、彼女も自分のことをし始めた。
ヤスミーナがバンコクから来たお友達とランチに行くと言うので、ハンスも誘い、一緒にご飯に行くことにした。
「Hi, Nice to meet you!」
彼女が言っていたそのお友達は、わたしがさっき挨拶を交わしたあの子だった。
ドイツ人のラリッサ。
4人でゲストハウスのすぐ近くのレストランでランチを囲んだ。
ラリッサともすぐに意気投合した。
物事の考え方がすごくわたしと似ている。
彼女もわたしもスピリチュアルな話が大好きなので、すごく盛り上がった。
ドイツ人、オランダ人、沖縄人のわたしが、遠く離れたここチェンマイの土地で出会った。「これは偶然じゃなくて必然だね!」そう話した。
ナイトマーケットに行ったり、一緒にアクティビティーをしたりと、みんなで素敵な時間を過ごした。
チェンマイ5日目の朝、
ヤスミーナとわたしは一緒にパーイ(チェンマイから北にバスで3時間の街)に行く計画をしていた。そしてそこにラリッサも加わった。
ハンスはチェンマイをすごく気に入っていたので、彼はここに残ることに。
大好きな街・チェンマイに別れを告げ、わたしたち3人はパーイへと出発。
せっかく3人で行くんだから、何かお揃いのものを身につけようよ!そうなり、その日の前夜にわたしたち3人はナイトマーケットでお揃いのTシャツを買った。
(お揃いのSAME SAME Tシャツ)
東南アジアに旅をしたことがある人なら絶対に聞いたことあるフレーズ、SAME SAME。
【 SAME = 同じ 】
お店で値段を聞いた時、何かを探している時に「これ”同じ”だよ!」そういう意味で、現地の人たちは”SAME SAME”そう言う。
なぜ、言葉をリピートするのかは、謎。
(なぜか分かる方がいれば是非教えてください笑)
ちょっぴりダサい、それでいてどこか愛着の湧くお揃いの服。少しの恥ずかしさを胸に、私たちは次の街・パーイへと向かった。
後々分かったんだけど、私たち3人はみんな同じ日 ”5月15日” に旅を始めていた。これもきっと必然何だろうなぁ。
た す く。
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