アジア日記#09【わたしにぴったりはまるパズルのピースを探して。】
東南アジアの旅、三都市目。タイ北部にある街、パーイ。
したかった旅をしている。
新しいお友達もできた。
バイクにも乗った。
ハイキングもした。
旅を楽しんでいる。
ただ、ふとした瞬間に
"自分が今ここにいる感覚"がなくなる。
「わたしの半分はどこか違うところにいるんじゃないか?」そう感じる。
そんなわたしの半分は沖縄にいるのだろうか。チェンマイの街に置いてきたのだろうか。それとも、どこか違う国にいるのだろうか。
なんだろう、埋めることのできない、埋める方法さえ分からないこの感覚は。
わたしの中に小さな穴が開いていて、力一杯息を吹き込んでも、少しずつ、そして着実に空気が抜けていく。
「膨らむことがない風船」とでも呼ぼうか。
"宙に浮かんで地を踏みしめることができないような感覚" とも呼べる。ふわふわしている。
「膨らまないのに、ふわふわ浮かんでいる。」そんな矛盾だらけの感覚。
1年前にアジアに来た時もこの感覚があった。「私の来るべき場所はここじゃない他のどこかだったのかもしれない。」そう考えていた。1年が経った現在、全く同じことを考えている。
決して心地の良いものではないこの感覚。
だけど、この感覚も全て大切に日々を過ごしていきたい。
これは何かの手がかりかもしれない。
まるでパズルのピースとピースがぴったりとハマるように、自分の心とカラダがピッタリとハマる場所を。地に足が付き、力強い一歩を踏み出せる土地を。私にピッタリあったピースを手にした運命の誰かを探してるのかもしれない。
その全部かもしれない。
私が今歩んでいる道が心に沿っているのかすら分からない。
でも後ろばかりを振り返っている私が今唯一できることは、ただひたすらに歩みを進めること。
立ち止まったっていい。振り返ることも大切。ただ、後ろには下がらないこと。1ミリでもいいから、前へ前へと日々歩みを進めること。
全ての点と点が一つの線になる、その日まで。
振り返れば "全てが繋がっていた" そう気付ける、その日まで。
た す く。
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