トランス男性な僕と職場環境〜①性別移行期の就労編〜


こんにちは、恐らくあえて既存のLGBTsカテゴライズによると、おそらくトランス男性、に分類されると思われるYOo!です。
(自分では全然しっくりこないけど、きっと人はそう分類するんだろうなぁ…)

今日はトランス系であることで起こる出来事やしてもらっている配慮、について書いてみようと思います。

今回は、テーマも深いため、連載で行きたいと思います

まず僕は、お恥ずかしながら相当転職回数が多く、経済的にも職業的にもある程度安定してきたのはほんのここ数年の話です…
特に性別移行中は見た目も中途半端だし、男性として社会生活を送ることに対して期待値が高すぎて、面接や就労は本当に大変でした。

男性として働きたいです、と伝えていて、それを伝えた上で合意のもと就職したにも関わらず
スーツ着てネクタイ締めて仕事してるにも関わらず、女子トイレと女子更衣室を使うよう強要されたり
たまたま隣の席の男性と同じボールペン使ってたら部長が「ひゅーひゅー」と言ってきたり、わざわざネクタイ締めてる僕の方を向いて
「でも女性は普通○○だよね」
と言われたり…
ちなみにその会社では僕はスーツでネクタイ締めてるのにちゃんと言われた通り女子トイレ使ってました。
そんな仕打ち、今思えば全職員に対するアウティングですよね。
入社時に女子ロッカーが空くまで来客用ロッカーを使っていて、部長に
「お待たせ〜女子ロッカー使えるようになったから!」
と、嬉しそうに言われ、それまでひたすら「お前は女だ!」みたいな仕打ちをずっと受けてきたのでちょっと耐えかねて

「僕は来客用ロッカーでも大丈夫ですけど。他の女性社員も男が女子ロッカーに入ってきたら嫌なんじゃないですか?」
と、思わず言い返してしまい、すると部長はもう漫画みたいに真っ赤な茹でダコ顔をして、頭から蒸気出てるの見えるレベルで怒りまくりながら、

速攻自分の席(ちなみに部長なので島のお誕生席)に戻り、電話かけてました。
その30分後くらいに僕は人事の人に呼び出され
「最初に約束した、女子トイレと女子更衣室使うという約束が守れないならもうこなくていいですから」
と、その日の午後に荷物をまとめ帰宅。わずか勤続1日半。その職場には二度と足を踏み入れることすら許されませんでした。
(忘れていったお気に入りのお弁当箱も取り戻せず、ショック…)

いやいや、仕事と関係ないじゃん、っていう。
しかも僕、ちゃんと女子トイレ使ってたし、更衣室も拒否した訳ではなく、このまま来客用ロッカー使うのはどうか、という提案をしただけなんですけど。

ホント、その部長にとって「男性として働くことを認める」って、どんなイメージだったんだろう。。
まぁ、今思うと
「男性として働くとはどういうことか」
「具体的にどのように接してもらい、どのような配慮を希望するか」
などをきちんと伝えてなかった僕の側にも問題があるということが、今だからこそわかることだけれど。

…まぁ、そんなエピソードは他にもいろいろあって、単に性別、という理由だけで就職や就労にはすごく苦労しました。
移行期って、パス度も低いから仕事はもちろん、本当にいろいろなことが大変。

でもそういった差別や嫌がらせの話をし出すとキリがないので、次回は面接や職場でのカミングアウトについておはなししていきますね。

続きはまた後日。

お楽しみに〜

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