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渡辺直美さんSK-Ⅱ CMに感じた違和感

渡辺直美さんがSK-ⅡのCMに起用されてしばらく経つ。

彼女出演のSK-ⅡCMは複数あるが、全てに違和感を感じた。違和感というのは、なぜこのようなCM内容にしたのか、なぜこのように彼女を切り取ったのかということ。

違和感をまとめると、こうなる。

①これまでのSK-ⅡCMとは全く異なるイメージだったこと
②彼女のコミカルな面だけが前面に押し出されていたこと
③彼女の個性や美しさ、センスがピックアップされていなかったこと

これらの違和感について、書いていく。

これまでのSK-ⅡCMとの違い

これまでのSK-ⅡCM全てを把握しているわけではないが、少なくとも、綾瀬はるかさんや桃井かおりさんのCMは、彼女らの美しさと、それに起因する彼女らの自信と、信念・人生についてを切り取ったものだったように思っている。

でも、彼女のCMはそういったものではなく、より身近に感じやすい、コミカルなものだった。

彼女を起用するのなら、より好感度が高く、これまでの顧客層よりも広くターゲットを狙えるものをと考えたのかもしれない。でも、これまでのCMと大きく異なるイメージは、それだけ違和感を生み出しやすいものだったのだろう。

彼女は24時間コミカルなのか?

一連のCMでは、彼女なりにまじめに美しさを求める姿を切り取らなかった。確かに彼女はコメディアンであり、コミカルな姿を世間に提供している。

だが、果たして彼女は、24時間コミカルであることを求められているのだろうか?

真面目に笑いに向き合う彼女だって渡辺直美だし、将来に不安を覚える1人の女性としての渡辺直美も存在するし、メイクを純粋に楽しむ若い女性も彼女の1要素だ。

夜な夜な鏡を覗き込み、一生懸命パッティングする彼女を切り取ることだってできたはずだし、神々しいまでの美しいフルメイクで、私たちに美しさとSK-Ⅱ商品について語りかける姿を見せてくれることだってできたはず。

なぜ、コメディタッチだったのか。純粋に不思議なのだ。


彼女の美しさにフィーチャーしないことへの疑問・違和感

彼女は美しく、メイクだって上手だしファッションセンスだって広く認められている。

芸人だけれども、彼女の美しさやメイクの匠さ、センスのすばらしさは皆が、世界が認めるところだろう。

SK-ⅡCMと聞いて、私はこの記事の表示のような、凛とした強さを秘めた美しさが取り上げられるのだろうと思っていた。

でも、彼女はコミカルな芸人として、ポップな女性として映っていた。そんな彼女も魅力的だし、それを支持する人も、そんな彼女を求める人もたくさんいるのだろうし、素敵なことなのだけれども。

参照:渡辺直美、『GINGER』初表紙に!注目のロングインタビューも|msn
https://docs.google.com/document/d/1d70KLH38lgKfUE-2B0gjl-lmuUdrOXqvoxLGr4Oqi_4/edit

この3つの要素全てをまとめると、要は、これまでのSK-ⅡCMとの違いに私が順応できなかったということに尽きるのかもしれない。

でも、それでも私はやはり、美しさが強調された彼女を、SK-ⅡというハイブランドのCMを通して見たかったのだ。駄々っ子のようだけれど、やはり、自分で世界を切り開いていく凛とした女性の代表格・渡辺直美を、CMという最高の芸術作品として、見たかったのだ。

ジレンマってやつかな。

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