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番外編「オラのハーベストは、スゲぇんだど!!!」



大変申し訳ないのだが

ここで番外編を挟ませていただく。


読む方も、かなり胃もたれしていると思うが

書いている本人も、想像以上に疲弊している。


誰に頼まれた訳でもないが

僕には、この惨劇を後世に残す責任がある。


これは、僕なりの警鐘の鳴らし方だ。



エンポリオからの警告文だと思い

これからも購読して頂けると幸いである。




最近では


執筆する前に、芋焼酎のお湯割りを呑み


自身にもスタンドを出現させてからでないと

書けるような状態ではない。


良くも悪くも


ノンフィクション、、しんどいな、と


つくづく痛感している今日この頃である。


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おまえは、

今までに盗まれた札の枚数を覚えているのか?


何を言っているのか、分からないと思うが


俺も何をされたのか分からなかった


ドッキリだとか、勘違いだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ


もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…。


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あれは大学3年の頃。

まさに僕が、メンヘラちゃんと
接戦を繰り広げている最中の出来事だった。


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「あっっっ、チョッ、グフゥッッッッ/////」


僕はその時期
ある事情により共同生活を強いられていた。

宿では多種多様な生命体が生活をしており
時折、多種多様なイベントが発生していた。


今回お話するのは、

そのイベントの中の
ほんの氷山の一角の出来事である。

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宿では、色々なスタンド使いが生活していた。


焼酎の一升瓶をラッパ呑みしてから
空風呂でバタフライをしだすスタンド使いや

シラフでもスケジュール調整が難しい
パラレルワールドを生きるスタンド使いなど

常に、誰かしらのスタンドが暴走を起こしていた


だが、それが普通だった。

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それは何の変哲もない

ある朝の出来事だった


僕は自室の机の上に置いておいた
現金の入った茶封筒が消えていることに気づいた


「おっかしいなあ、どっか置き忘れたかな〜」


同居人にも依頼して
部屋中をくまなく探してみるも


見つかったのは、空の茶封筒のみ。。。



嫌な予感しかしなかった。






なぜなら

僕のとなりの部屋に住んでいる生命体は

闇堕ちスタンド使いのシゲチイ

【 通称 T.O.  】 だからだ。


疑いたくはないが、
僕の本能が調べろと叫んでいた。


僕は、
ヤツの部屋をノックしてから部屋に入った。


コンコン


「おい、入るぞ」

「あっ、チョッ// グッ、グフゥ、ウフフフッ」


「うわっ!!クッサ!!!!」


カビと生ゴミが混ざり合った匂いがした



部屋を見回すと、

食いかけのカップ麺や
何に使ったか分からないティッシュの山。
飛び交うショウジョウバエの群れ。

横に目をずらすと
風俗嬢の名刺が机に並んでいた。



あまりの悪臭にたまらず部屋を閉め、
自室に逃げてから情報を整理した。



あの名刺、
熟女キャバクラって書いてあったよな?


僕は店の名前をもとにエゴサーチをかけた。



60分 5万5千」 だと…???


確信に変わった。

あのゴミは人の金で風俗に行っている。

間違いない。犯人はヤツだ。


「吐き気を催す悪」とは、ヤツのことだった。 


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僕の勘に狂いはなかった。


数ヶ月、共同使用金 (仮称)300万 が消えた






「オラのハーベストは最強だど!!」


「300万も盗めたど!しししっ!」

「これでまた風俗に通えるど!しっしっし〜」



ヤツの犯行は完璧だった。


「すぐにバレる」という点に目を瞑れば。。。



「おまえ、金とっただろ」

「なぜバレた!??」
「理解不能理解不能理解不能理解不能〜!!」

「いや、おまえ、会計係だろ」

「あ…な…なるほど! 理解『可』能!」

「おまえ、300万とっただろ」

「ええ!?再び理解不能理解不能理解不能!!」



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日を待たずして


闇堕ちスタンド使いのシゲチイは、消された。





当たり前の話だが

人の金を盗むのは犯罪である。


いくらスタンド使いでも許されることではない





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事の詳細について

これ以上、語るのはやめておく。

これ以上は、野暮ってもんだ。


ここから先はご想像にお任せしたいと思う。


ヤツのハーベストの射程範囲は広い

いつ、どこから、
ヤツのスタンド攻撃がくるか分からない

スタンド使いの恐ろしさを
身をもって体験した出来事であった。

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(後日談)

僕は、また金を盗まれた。

だが、犯人はシゲチイではなかった。


これが何を意味するのか、お分かりだろうか?



この世には、間違いなく【矢】が存在している



僕は、第二の「闇堕ちシゲチイ」に

スタンド攻撃を受けたのだ。



みなさんもスタンド使いには

くれぐれも気をつけて頂きたい。



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〜次回予告〜

主人公のエンポリオは
強力なスタンド能力を持つ敵メンヘラちゃんと
浜松の地にて再び対峙。



その圧倒的な能力差の前に
はやくも、劣勢な展開に!?

エンポリオはアパホテルへの夜逃げを決行するも
敵はスタンドを使い警察に捜索願いを出し、
エンポリオの居場所は秒でバレる。

しぶしぶ戦地へ戻る
エンポリオを待ち受けていたのは、
DIOへと姿を変えたメンヘラちゃんであった。


平穏な生活を切望する青年、
エンポリオの運命や、いかに……!!!


to be continued...


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