★ 60代の不倫 42年の夫婦生活は一体何の意味があったのか

★ 60代の不倫 42年の夫婦生活は一体何の意味があったのか


結婚の年数から考えると随分と長く夫と過ごしてきた。

共に歩んだ時間を振り返ると
ゆっくり顔を合わせて過ごした時間がどれだけあったのかと考え込む。

お互い生活することに
必死で
隣にいながらも顔を合わせてとはとても言い難い。

私は子育てに。
夫は仕事に。

お互いの存在を感じるなんて余裕がなかった。

余裕はなかったが
生活を守るという意味では
協力していたことで感じ合っていたのかもしれない。

生活を維持すると言う事では
共に歩んでいたんだろうとは思う。

顔を見合わせてはなかったが
共に歩んだ結果が

今の生活があること。
健康で育ってくれた子供たちが結婚した事。
それが何よりもの夫婦協力の結果だと感じていた。

子育や仕事に没頭する年齢から
次はどう夫婦で過ごすのか。

夫婦の形は年齢と共に変わる。

贅沢はできないにしても
夫が働いてくれたおかげで
食事に行ったり、旅行に行ったり、ゴルフに行ったり

老年こそ
顔を見合わせてふたりでゆっくり歩いて
共に存在を感じ合いながら生きていこうと思った。

孫を見るのも夢のひとつ。
また子育てに関われるかと思うと
自身の子育てとは違う楽しさがあるのだろう。
娘の子供だと思うとそれだけで幸せな気分になる。

娘の幸せを感じると共に
娘をここまで育てた事を通じてよくやってきたと自分を認める行為にもつながっていた。

夫婦ともに
周りを見れず必死で生きた時代から
ゆっくり周りの景色を見ながら
小さな幸せを感じつつ
共に歩んでいる夫の存在を感じながら生きていく。

それが次の夫婦の形だと思っていた。

そんな矢先
妻の老年の妄想を消し去る出来事があった。
夫から「好きな人がいる離婚を考えてほしい」と突然告げられた。

大学から夫とは付き合い
そのまま結婚した。

夫もわたしも付き合った人はたったひとり。

依存と言われるのかもしれないが
人生の全てを夫にかけてきた。

好きな事もしたかったけど
すぐに子供が生まれたから好きな事よりも子育てで精一杯だった。

必死ではあったが
子育てや夫が健康で仕事にいけるようにサポートする。
それが、私の生きる意味だと思ったとき。
生きる意味が分かったようで、全力で家事や子育てに力を入れられた。
これでいいだと生き方を肯定できた瞬間だった。

子供と共に過ごすことで
自分という存在を感じていたのかもしれない。

人は
自分の存在は自分で感じなければいけない。
それが自立だと言うのかもしれない。

私は自立なんて出来ていない
手に職もない
何もない女だったということを
この夫の不倫で突きつけられた瞬間だった。

夫と同じ道を歩いていると思っていたが
どこで分かれ道があったのか。

道が分かれていた事に気づかない。
夫すら分かれ道があった事には
気づけなかったのではと思えるぐらい
特に大きな問題を私たちは抱えていたとは思えない。

相手女性が
夫に気づかれないように
夫の心に侵入し
別の道を用意してその道を歩かせるように仕向けたのか。そう思えてならない。

年齢から考えると
人を見る目は養われているはずだが
逆にこの年齢から好意を寄せられると、冷静さは欠け、
年齢的にも少しずつ失われる自信や性欲・高揚する感情を呼び起こして感情は麻痺して
現実と捉える冷静な目を失い
積み上げて物を失う選択をとってしまう。

夫は気づかない。

妻は言います。

私は何をしてきたんでしょうか。
私がやってきたことは悪いことだったのでしょうか。
どこが悪かったのか教えてほしい。
悪い事がわかれば治せるから。
教えてください。
何が悪かったんでしょうか。
何もかもわからない。

離婚しません!と言ったものの
私は本当に夫の事を想っているのでしょうか。
夫に私は愛情があるのでしょうか。
愛情なのか情なのかよくわからないんです!

カウンセリングで
気持ちの確認を求めるが
その言葉は自分自身に投げかけている問いなのです。

なぜ離婚しません!と
言えたのか意味さえもわからない。

もっとわからないのが
42年の夫婦生活は一体何の意味があったのかということ。

私はどうすればいいのでしょうか。
私がわかりません。


【追伸】

失っていた
一体感を取り戻すことが
この老年期の課題でもあるのです。
一体感を取り戻すことは言うまでもなく相手が違います。
夫の「個」を取り戻せば
冷静な目を取り戻せるが
悪魔が乗り移った
性の欲はこれまで夫が積み上げたものを一気に奪うぐらい恐ろしい力がある。

老年期の課題。
失った一体感を取り戻すこと。
性行為とはまた違う形で妻と築き上げていく課題が
この夫婦の最後に
課題として突きつけらているのです。

この大きな課題を乗り越えてこそが
夫婦の新しい形になるのです。

ここから私のサポートがはじまります。

いとうゆうじでした。


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