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[年金2000万円不足問題の誤解]
これは、2019年6月初めに出された、
金融庁の報告書が世間を騒がせてしまった
問題です。
今回は、金融庁の報告書を読み解いて
“老後2000万円問題”の真相に迫っていく
とともに、今からできることについて
お話ししていきたいと思います。
まず、みなさんが年金について知らない方も
いると思いますので、年金について
説明します。
年金とは?
年金とは、毎年定期的・継続的に給付される
金銭のことです。
年金を保障する仕組みとして年金制度がある。
制度の運営手法によって、公的年金と私的年金に分類される。
これはWikipediaにかかれたものですが、
簡単に説明すると、保険のようなものです。
年金は何かがあった時に使うお金で、
生活の収入として頼ってはいけません。
貧しくなるのを防ぐためのものです。
では本題に入ります。
**報告書について **
『年金を納めているのになぜ不足するのか?』
と疑問に追われている方いると思います。
**報告書によって、金融庁や証券業の活性化
をして、『投資の必要性』を伝えたかった
のです。 **
しかし、セールストークがすべって
国民に誤解を生んでしまいました。
報告書では、高齢夫婦無職世帯の平均的な姿
として、毎月の赤字額が約5.5万円で、
老後を30年とすると、約2000万円
資産の取り崩しが必要になる、としている。
これは平均値で算出
していることが原因である。
高収入の人が高支出する場合と、
低収入の人が低支出した場合を
平均してしまった。
-5.5万円/月×12月×30(65-95歳)=1980万
計算根拠を見ると
「自分は95歳まで生きていないだろうし関係ない」と思われる方も多いと思います。
しかし日本は、長寿化しています。
1950年頃の男性の平均寿命は約60歳でしたが、現在は約86歳まで伸びています。
今では『人生100年時代』と呼ばれたり、
『年金の繰り下げ受給』(60-70の間に貰える)
と言われているので、老後の生活設計
を考えていかなければならない。
今からできること
**『私的年金』と『少額投資』
をしていかなければならない。 **
これは積み立て貯蓄や投資なことを言う。
私的年金には、年金基金やiDeCoのような
のがある。
年金基金は、自分で投資先を選べ、一定の
ところまでいけば死ぬまで貰えるが、
一方でiDeCoは、一定の利益がでたときだけ、もらえる。投資に近い。
少額投資(ニーサ)をすることで、
多様な資産形成を覚えていくべきだ。
投資は、悪いイメージだが、ニーサは
非課税制度のため、手を出しやすいです。
私的年金は60歳からではないと
引き出せないが、少額投資はいつでも
引き出すことができる。
**これからは、労働を60歳を超えても
行い、退職後『私的年金』を使う。
私的年金を使った後に『公的年金』
を使う。 **
長く働き、投資をしてみたり、積み立て
をしていき、将来年金に頼らずに
生きていけるような生活設計を
していくことから始めましょう。