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願ったことが現実になるということ

降りてくるものがある。

それはどんなタイミングで、どんな内容なのかは明確ではないのですが、確実に、私個人の範疇を超えた、何らかの力が作用しているとしか思えない、そんなことが少なからずあります。

私は論理的にものを考えられるタイプではなく、どちらかというと感覚的に動いてしまうことが多いです。
それは、熟考できる脳みそが足りないのかもしれなくて、衝動的に動いてしまうというのは欠点でもある、と幾つものこれまでの失敗を振り返って反省することも多々あります。

けれど、それが私らしさでもあると、もはやこの歳になると開き直っています。ただし、それによって、大切な人や物事・土地に対して不義理にならないよう気をつけたいと、これまでの反省を踏まえて、細心の注意を払っているつもりです。


2015年に石徹白に本店となる建物を建てました。それは奇跡としか思えない偶然が積み重なって、今の形があります。

2017年に、藍甕を設置し、本藍染をスタートしました。藍甕の据え付けについても、今振り返るとあの時しか起こり得ないたくさんの出会いとタイミングによって、実現となった出来事でした。

そして、2018年も同様、ストックルームと事務所、シェアハウスを兼ねた建物を使わせていただくことになったのですが、これも強く願ったというよりも、私たちだけの都合ではなく、第三者のある変化と相まって実現したことでした。

さらに今、2023年、また新しい展開が起こっています。まだ具体的にはお伝えできませんが、これについても、今、このシチュエーションの中で、私がNOと言うことはできない・・・と半ば、大きな波に乗ることの方が自然と思われるような出来事です。(言葉が抽象的すぎて、分かり辛くすみません。公表できる段階になったら具体的にご説明します)

とはいえ、どの出来事も、「私自身が、思いを傾けていた方向に進んでいる」ということが共通点です。

私の頭の中に、未来のために、(自分だけではなく広くぜんたいとして)子供たちのためになることだけをやっていきたい という思いがあります。

その中で、この土地だから、私だからできることを洗い出して、実践しているつもりで、その一つに、石徹白洋品店の服づくりがあります。

その石徹白洋品店のスタンスを示すために、今の本店の形があるし、昔ながらの藍染があり、あるいは、仲間を迎えるための事務所やシェアハウスがあるのです。順番に必要となっていくものばかりで、必要と思うタイミングで声に出して「必要」「欲しい」「やりたい」と明示すると、それが叶っていくという不思議な連鎖が続いています。

協力してくださる方、必要となるものやこと がおのずから集まって、形ができていく。本当にありがたいことで、私はなんて幸運で恵まれているんだと、いつも感謝ばかりしています。

あまりスピリチュアルなことに関心がなく、四人の子どもたちとの実生活をバタバタと過ごしているのですが、世の中は必要なことしか起きない、口に出したら実現する、口に出せる時点ですでに実現していると信じています。

あとは、始めたことを責任を持って続ける覚悟があるか、ということなのかなと思っています。始めることは簡単だけど、続けることは難しい。あるいは、始めることは簡単だけど、勇気を出して辞めることも、時には大事なこと。でも、辞めることももしかしたら簡単で、続けていくことで、最初はうまくいかなくても、いつかうまくいくかもしれない。辞めなければ失敗ではなくて、いつか成功だったと思える日が来るかもしれない。

いつもギリギリ生きている感じですが、私は今の延長線上でやりたいことを実現できると信じているし、中途半端なことにはしたくないと思っています。

それが真っ直ぐに続いていけるかは天の采配で、それに抗うことはできませんが、今までの経験から、より良い社会のために想像したこと、願ったことは必ず叶う。と認識していて、何が「より良い」のか、何のために何を「願う」のか、ということをより深く追求し、道を違えないようにしたいと念じているのです。

だから私はいろんなことがあるけれど、絶望はしない。いつもやってくる光を見つけて、一歩ずつ先に進んでいこうと思っているのです。



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