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さなぎとゆらぎ

<さなぎ>
固体、ずっと固体だと思っていたけども
殻の中で
ドロドロの液体になって
上の器官と下の器官の
境界が薄まって
混ざって
新しい、新しい固体になる。
わたしそれ起こってる
同じだね。

<ゆらぎとして>
わたしが選択してここに居るんだあ
わたしが枠の広さ
想像して作って
その中 その縁を
走り回ってるんだ
次の さなぎになるまで。
だって認識しないと
生きていけない
臨時の土俵へ
あちこち移りまわって
無意識に集まった
素領域のかすか
言葉がやっと
必要なくなる。

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