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ニュージーランドで教わったサステナブルな人間関係と The 5 Love Languages

ニュージーランドは、「友達が助けてくれると思うランキング」で映えある一位をとっているほど、友情に熱い国。

友達ゼロから始まったニュージーランド生活で、事ある毎ににその温かさに救われてきたけれど、人間関係は時に難しいこともある。そんな中、周りを大切にし、周りからも愛されていて、会話の心地が良く、こんなふうに人生を送れたらなと日頃から思っていた人生の大先輩に、人間関係を築く上での秘訣を聞くことができました。


「大切なのは、きっと自分の『好きなこと』で繋がっていくこと。私はダンスするのが好きだから、それが軸にあって、毎週のようにそこに皆で食べるおやつやご飯を持っていく機会があるから、自然とお菓子作りや料理にアンテナが向くでしょう。だから私の場合はダンスと手作りお菓子と料理が人との関わり合いでも、軸にあるの。」と。

確かに、好きなこと・興味のあることで繋がれば、話題には事欠かないし、おのずと楽しさが加わってくるから無理のない関わりになる。好きなことは時間を割いて自分を深化し、鍛錬するという意味でパートナーでもあるし、自己を紹介するという意味においては、名刺みたいなもの。そこから話題が無限に広がるし、愉しさが増えていく。思えば、私の友情関係も知らず知らずの間に、共通の趣味や偏愛しているもので繋がっている友人が多い。

「さらに言えば、遠慮が要らない関係っていうのも大事だと思う。例えば、ここは車社会だから、空港に送っていくれる?って気軽に聞けることとか。あとは嫌な時には断るし、相手もきちんと断れることも条件かもね」と彼女はさらりと言った。
 以前、こんな言葉も聞いたことがあるのを思い出しました。「『リラックスした雰囲気』というのがこの国ではとても大切なの。」と。自然体で無理せず、肩肘張らずにいられる関係が、恋人も家族も友人でも大切だと言います。
 遠慮がいらないことも、リラックスできる関係も、過度に相手に気を遣うのではなく、自分の心地良さを大切にする点において、きっと同義。確かに、comfy(快適)やchill(まったりくつろぐ)、cozy(居心地の良い)という言葉をあちこちで見つけるし、ニュージーランドらしいと感じました。

好きなことで繋がること、遠慮がいらない関係が大切であること、のシンプルな2つのポイントを押さえることが、持続可能=「サステナブル」な人間関係なんだ!と腑に落ちたのです。せっかく時間を共にするのなら、心地良い繋がりを望むし、長期的に関係が続いていくのが理想です。大切なことが明快になり、トーチのような指針になりました。

また、話は少し逸れるのですが、相手を理解するために必要なことを、別の友人から教わったので、こちらに記したいと思います。

それは「The 5 love languages」です。
これは、1992年に大ベストセラーとなった本が元になっているもので、愛情表現は5つに分類することができるというもの。
それを恋人や親子など人間関係でお互いに理解することができれば、関係性の中で対策になり、より良い関係を築けるのだそうです。
その5つを詳しく見ていくと次のようになります。

①Words of affirmation(言葉で伝える):言葉で直接相手を褒めたり、感謝を通して愛情を感じる人。
②Quality time(充実した時間):時間を共にすることで、愛情を感じる人。
③Physical touch(身体的な触れ合い):肉体的な触れ合いで愛情を感じる人。
④Acts of service(尽くす行為):家事や手伝いをする、してもらうことで愛情を感じる人。
⑤Receiving gifts(プレゼント):贈り物により愛情を感じる人。そこに費やした時間も含まれる。

なるほど、と納得しました。好意の表し方って人それぞれ、ですよね。

実は、こちら、ママ友から教わったもの。きっかけは友人の「義理のお母さんから孫へのプレゼントが多過ぎて困っている!」という会話でした。

そして、「義理のお母さんの場合、ギフトによって愛情を示すことが表現方法。それを理解でたら、途端にすれ違いが減り、少し楽になった」と彼女は話してくれました。
愛情表現を理解する、というのが一つのディップスなんだ、と。

 悩みの大半は対人関係によるものだそうです。人の関わり合いはずっと続くものだからこそ対処法も学んでいきながら、関係を大切に育んでいきたいなと思います。




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