東京時間①
先日5年ぶりに東京に行った。
というのも決めたのは、直前だった。
今回の目的は、東京香道さんのワークショップ。
築地本願寺さんで開かれるテラコヤアロマという企画にいきたい。
普段なかなかワークショップをされない東京香道さんが浄土真宗のお坊さんとともに仏教の話と、お香づくりのワークショップをされるという。
そのお知らせをみたのは1月の末。
突発的に申し込みをしていた。
どうしてもいきたい気持ちと。
とはいえ、4歳の子どもとの日常をどうしようという葛藤で直前まで切り出せずにいた。
先週、ついに話を切り出し
[どうしてもいきたいものは誰にも止めることはできない]という夫の考えの元。
子どもを預かってもらえることになった。
ありがたい。
ただ一言。
自分も東京時間をたのしめて、
夫の負担にもならない形でいくにはどうしたらいいかと思い。
日曜の夜に夜行バスでいき、水曜の朝に夜行バスで帰ってくるコースにした。
久しぶりの夜行バス。
20代のほとんど遠距離恋愛をしていたわたしはなにか、とてもなつかしい。
帰り際の気持ちの切り替えと、
行き時の
アドレナリンを
東京事変の群青日和で掻き立てていた。
そこから時は15年以上たち。
夜行バスは、フィジカル的に大丈夫か心配だった。
(結果体調も崩さずセーフでした)
東京滞在時間51時間という短い時間。
あますことなく楽しめたと思う。
世界はひとつではない。
そして、何より、
「どんな香りにもジャッジしない」
その姿勢を学べたことがありがたい時だった。
歌舞伎町なんたらほとんど行ったことがなかったど。
今回は到着後の銭湯から、宿泊、帰りのバスまで新宿。
はじめてのゴールデン街。
なにか、幻のように
今里山にいる。
つづく