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読書感想文

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アウトプットの練習として、読んだ本の感想を書いています。読みづらいところもあるかもしれませんが、温かい目でみてくださると嬉しいです。
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2022年6月の記事一覧

『傑作はまだ』 瀬尾まいこ

『傑作はまだ』 瀬尾まいこ

主人公の50歳の引きこもり小説家と生まれてから25年間一度も会ったことのなかった血の繋がった息子。

これはシリアスな展開になってしまうのでは!?と思っていましたが、ちゃんとほっこりさせてくれました。さすが瀬尾まいこ先生!

とくにほっこりしたのは二人で何かを食べているシーン。私は読み終わったら、大福が食べたくなりました。

主人公は圧倒的にコミュニケーションが不足で、息子との会話も、ときにちぐは

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『くちびるに歌を』 を読んで

『くちびるに歌を』 を読んで

小説にもあった「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」は私も中学3年生のときに歌った思い出の曲です。曲を聞くと泣きそうになります。

この小説を読んで、さらにこの曲の歌詞が好きになりました。

私はとくに2番の
「荒れた青春の海は厳しいけれど 明日の岸辺へと 夢の舟よ進め」
という部分が好きです。

2番の歌詞は大人になった僕が15歳の自分に宛てた手紙になっています。

大人になってからも、青春時代の苦しさを

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