浮気性が招く受験上の問題点~一途であること~
みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の高橋智宏です。今回は学習方法の一貫性についてお話ししていきます。
【1】学習方法を変えてもすぐに成果は出ない
講師や合格者のアドバイスを参考に学習方法を変えるに当たり、すぐに成果が出ると思われがちですが、その成果が出るまでには時間が掛かるのが通常です。すなわち、学習方法の変更による成果には遅効性があるのです。
そのため、この2-3か月を待たずに学習方法をまた変えてしまうと、効果が出て来る前に学習方法を変更することになり、どの学習方法をとっても一向に成果が上がらないという現象が生じてしまうのです。
この傾向は、使用教材の扱いに関しても妥当します。使用教材も3回程度繰り返さないとその教材の効果は十分に発揮されません。すなわち、使用する教材を繰り返さないうちにコロコロ変えてしまうと、その教材の効果を上手く引き出すことはできません。
なお、この点に関しては下記の記事でもお話ししていますので、参考になさってください。
【2】浮気性が招く受験上の問題点
このように、学習方法及び教材をコロコロ変えても成果は出ないことから、この試験では、(受験対策上の意味で)「浮気性は良くない」といわれます。
特にSNSなど情報発信が行き交う現代においては、様々な声に惑わされず、一貫性を持って学習することが大事です。
すなわち、情報発信を参考にするのが良くないのではなく、多くの情報に惑わされて学習方法の一貫性が持てないのが良くないということです。
【3】「一途であること」が大事
そのため、発信されている情報に関しては、自分が参考にする人を一人に定めて、それを継続的に見ていくことをお勧めします。そして、一度学習方法を変更することに決めたら、すぐ結果が出なくても2-3か月は継続して行うようにしましょう。
また、使用教材に関しても、1-2回見たら次の教材に手を出すのではなく、最低でも(本試験までに)3回は繰り返すようにしましょう。
すなわち、学習方法と教材に関しては、(受験対策上の意味では)「一途であること」が重要なのです。
【4】最後に
いかがでしたでしょうか。学習方法の習得に関しては、下記の記事でもお話ししていますので、参考にしていただければ幸いです。
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