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合格者の出題予想の活用法『うかる!択一式~出題予想演習~』

みなさん,こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

【1】はじめに

今回は,来年合格目標としてリリースした「うかる!択一式~出題予想演習」について,当講座を受講して合格をされた小井澤遼さんから記事をいただきましたので,紹介させていただきます。

講座を受講する予定の方には直接参考になりますし,受講する予定のない方にとっても,出題予想の活用法として参考になるところがあると思いますので,ぜひお読みください。

【2】合格者の演習教材の使い方(投稿記事)

皆さんは出題予想と聞いてどう感じるでしょうか。その甘美な響きにすぐさま飛びつきたくなる私のような方もいれば、「毎年、出題予想から外れた問題も出るんだから、それだけじゃ合格できないでしょ」と冷静な方もいると思います。

ここでは「うかる!択一式~出題予想演習~」を前年受講した私がよかったと思う2点をお伝えしたいと思います。

①出題予想は単純に大きな武器になる

とにかく試験範囲が膨大な司法書士試験において、全ての論点を同じ深さで理解するのは現実的ではありません。

そして、試験範囲を一通り勉強し終えた受験生であっても、どの科目のどこが出題予想分野なのかというのは恐らく予備校側が思う以上に分かっていない場合が多いのではないかと思います。少なくとも私は過去問演習等を通して頻出分野だけは何となく把握しているというレベルであって、出題予想までは全く手が回っていませんでした。

ですので、ここは餅は餅屋ということで近年の傾向をもとに詳細に分析しているプロに任せてしまうのがよいかと思います。「うかる!択一式~出題予想演習~」では各トピックの最初に出題実績等が書かれており、データに裏打ちされた予想となっているので「あ、ここが狙われているんだな」と納得して勉強することができました

出題予想を把握し、「この分野なら多少深く突っ込まれた問題が出ても対応できるぞ」と思えることは単純に大きな自信になります。

また一方で、予想分野であってもこのテキスト以上に深く勉強する必要はないよという指摘があるのも助かりました。細かいところを追い求めすぎると効率が悪くなる一方なので、ちょうどよいところを見極めた教材を提供してもらえるのもありがたいところです。

②出題予想を押さえることで全体のメリハリづけにもなる

「うかる!択一式~出題予想演習~」において、髙橋講師は以下のように意識付けしてくれます。

予想分野→Aランクの問題+B+ランクの問題
予想以外の分野→Aランクの問題

つまり、予想分野が出題されたら差をつけられるように、予想分野以外では差をつけられないような勉強を目指すということで、私はこれを聞いて気持ちがだいぶ楽になりました。

出題予想以外のところは手を抜くというわけではもちろんないのですが、例えば全体を網羅したメインのテキストを読んでいても「ここは発展した論点まで押さえておこう」とか「ここはマーク箇所だけでいいや」とメリハリがつけられるようになり、11科目全体の勉強の見通しがつくようになりました。

私はスケジュールをしっかり立てて勉強していくタイプではなかったのですが、出題予想のおかげで直前期に何をするべきか見失わずに済んだと思います。

最後に私自身のテキストの使い方を少しご紹介すると、各100問の演習と補足問題をまず2回ずつ繰り返し、そこで間違えた、または曖昧だった問題に付箋を貼って更に2回か3回繰り返していました。

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その際には、答えが見えないように白紙を問題のかたちに合わせて切り取った手作りのシートを使っていました。

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