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「出題予想」を武器にする~出題予想を活かした学習戦略~
みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。
今回は,直前期の学習における”出題予想”の有用性についてお話ししたいと思います。
【1】出題予想のメリット
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70403586/picture_pc_1e492f15db3ee6a76e6f39b0a4e32a9a.png?width=1200)
①直前期学習の指針となる
出題予想に基づいて出題可能性の高い分野を把握することにより,メリハリを付けるための優先順位が分かるため,直前期学習の指針となります。
②予想論点に強くなる
出題予想を用いることにより,出るところを重点的に取り組むわけなので,当然,効率よく得点を伸ばすことができます。
③精神面で優位に立つ
実際の本試験で予想が的中し,準備していた論点が出題された場合,自信をもって問題を解くことができます。
特に上記①に関しては,基準点に満たない初中級者の方にとっては,時間のない中でどこから仕上げていくべきなのかが分かるので,一発逆転の合格が可能となります。また,基準点周辺の中上級者の方にとっては、予想分野に関しては発展知識まで押さえていく学習スタンスを取ることで,合否を分ける問題を正解することができるようになります。
このように,「出題予想」は,初中級者の方にとっても,中上級者の方にとっても,それぞれメリットのある強力な武器となり得ます。
【2】出題予想を活かした学習戦略
正答率70%以上の問題をAランクの問題,正答率50~60%の問題をB+ランクの問題とすると,出題予想を活用した学習戦略として,正解すべき問題のイメージは以下の通りです。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70403619/picture_pc_ccd76937276746c4dce91e26b7af9b2d.png?width=1200)
上記の通り,予想分野では「Aランクの問題」だけでなく「B+ランクの問題」が出題された時でも正解できるようにするレベルを目指し,予想“以外”の分野では,「Aランクの問題」が出題された時に確実に合格できるようにするレベルを目指しましょう。
予想“以外”の分野まで発展知識に手を広げると,学習範囲が膨大になりすぎて消化しきれなくなるため,あくまで基礎知識を中心とした学習にした方がよいでしょう。
※これまでの学習で習得した知識であれば,無理に削る必要はありませんが,無理に手を広げる必要はないということです。
【3】最後に
「出題予想」というと、イチかバチかの運任せというイメージもあるかもしれませんが,そんなことはありません。
むしろ,本試験に真摯に向き合い,合格可能性を効果的に引き上げる手段,それが「出題予想」です。ぜひ「出題予想」を駆使して合格を掴み取ってください!
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