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講師が紹介する “合格後おすすめの1冊” ~髙橋智宏講師~

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スペシャリストからプロフェッショナルへ 生き残る司法書士の条件
株式会社コンサルティングファーム 山口 毅 (著)/きんざい

令和2年度司法書士試験に合格されたみなさん、改めて合格おめでとうございます。

皆さんは、司法書士試験を目標として捉えれば「到達点」に立ったことになり、同時に今後の司法書士の実務での活躍を目標として捉えれば「出発点」に立ったことになります。

後者の観点から立ったときに、今だからこそ考えたいのは、「司法書士として何をしたいのか、どう活躍していきたいのか」ということです。今までの試験勉強では基本的に正解は1つでしたが、上記の点においては定まった正解はありません。

こちらの本では、「司法書士が今後、社会のなかでどのように役割を果たせるのか、そのためには何が必要か」をテーマに司法書士としての”戦略”を展開しているので、「今後司法書士として何がしたいのか」を考えるきっかけになり、大いに参考になると思います。

さらに本書の中で興味が引かれるのは、「司法書士法人」に関する記載です。司法書士法人の強みから課題その解決策、さらには司法書士法人における司法書士の採用のノウハウまでも、約50頁にわたって詳細に書かれています。

平成15年4月1日に施行された改正司法書士法において司法書士法人の制度が創設から15年以上も経ちます。ご存じの通り、令和2年8月1日施行の改正司法書士法において社員が一人の司法書士法人(一人法人)の設立が可能になったこともあり(改正司法書士法44条)、今後さらに司法書士法人が司法書士にとって働き方の大きな選択肢になると思います。

受験生の時は、「事務所勤務⇒独立して事務所を開く」というビジョンを描いていたという方も多いと思いますが、これを機に「法人勤務」「法人経営」という働き方も、今後の選択肢の1つに入れてみるとよいかと思います。

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★『特集 2020年度司法書士試験 筆記試験合格発表をうけて』はこちら★





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