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直前期における記述式対策

記述式の問題を解くためには、大きく「知識」と「スキル」の2つが必要になります。
必要な「知識」は、択一式の勉強と申請書のひな形の練習で大半は身につきます。択一式の勉強の際にも、記述式の出題論点(特に登記の件数など大きな影響が生じるもの)は注意して確認しておきましょう。申請書のひな形チェックも毎日コツコツ続けてください。
択一式で基準点を超えるレベルの知識が身につけば、「知らない」ことが原因で大きなミスをするということは無くなるはずです。

そして「スキル」については、「解法手順を確立できるか」がポイントになります。毎回行き当たりばったりで解いていたら、点数が安定することはありません。
解法手順は、基本的には「講師の問題の解き方」を真似ることから始めることをお勧めします。解説講義を聴き、講師がどういう手順で解いているのか、それを真似て、答案を作成するまでの思考の過程を身につけてください。そのうえで、自分なりにアレンジを加えていくといいでしょう。
点数を安定させるためには「枠ずれをしない」ということが重要であることは言うまでもありませんが、「多少の枠ずれはしたけど合格した」という方も多くいます。枠ずれがあっても、それ以外のところできちんと書けていれば、基準点は十分に超えることができます。「基本的な申請書についてはミスなく正確に書ける」ということも大事なことです。日々の地道な練習が、自分を救ってくれます。

なお、記述式は不登法・商登法1問ずつの出題なので、出題予想が的中すれば一発逆転もありえます。公開模試や直前予想の問題などを入手して、それを信じて徹底して復習するということで乗り切れる場合もありますから、苦手だからといって絶対に最後まであきらめないようにしてください。
また、記述式は「午後3時間をどう使うか」という択一式まで含めた時間の使い方も重要になってくるので、公開模試などでしっかりとシミュレーションしておきましょう。基本的には、択一式60~70分・記述式120~110分程度が時間配分の目安になります。

北谷 馨

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