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高橋智宏の"合格"道しるべ

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効率的な学習方法のアドバイスなど,司法書士試験合格のための道しるべを示していきます。 ■Twitter講師アカウント https://twitter.com/syoshi_taka
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2021年5月の記事一覧

北谷馨のお宝質問箱~番外編~「北谷講師×髙橋講師が直前期の悩みに答えます③」

北谷講師と髙橋講師が、「直前期によく寄せられる相談」にお答えしていきます。 第3段は、 ① 民法の点数の伸ばし方 ② 択一式と記述式の勉強時間 についてです。 ぜひ、参考にしてください!

北谷馨のお宝質問箱~番外編~「北谷講師×髙橋講師が直前期の悩みに答えます②」

北谷講師と髙橋講師が、「直前期によく寄せられる相談」にお答えしていきます。 第2段は、 ① これから過去問を解くべきか ② 条文は読むべきか についてです。 ぜひ、参考にしてください!

知識のドーナツ化現象を防ぐ~直前期後半の心得~

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。 今回は,直前期後半(5月下旬以降)の学習で気を付けておきたいポイントについてお話ししていきます。 【1】知識のドーナツ化現象とはこれからの直前期の学習で注意したいのが,「知識のドーナツ化現象(基礎知識の空洞化)」です(下図参照)。 すなわち,外側に位置づけられる発展知識の習得に目を向けるあまり,内側に位置づけられる基礎知識がおろそかになってしまえば本末転倒であり,上乗せ点はおろか,基準点に到達することもでき

北谷馨のお宝質問箱~番外編~「北谷講師×髙橋講師が直前期の悩みに答えます①」

北谷講師と髙橋講師が、「直前期によく寄せられる相談」にお答えしていきます。 第1段は、 ① 本試験当日の時間配分 ② 問題を解く順序 についてです。 ぜひ、参考にしてください!

深読みをしすぎて簡単な問題を落としてしまう方へ

【1】深読みによる失点パターン「深読みをしすぎて単純な問題を落としてしまいます。」 直前期になると,そういった相談を多くの受験生からいただきます。確かに本試験問題では引っ掛け問題もまれにありますが,それを落とすまいと過剰に注意するあまり,素直に答えれば簡単に得点することができる問題を落としてしまうのは逆効果です。 また,大多数の人が引っかかるような問題が出題され,それに引っかかってしまったとしても,その分問題の正答率は低くなるため,あまり他の受験生と差がつかない可能性が高

択一式の点数のムラをなくす方法

直前期に特に受験生からいただく相談は、「公開模試・答練の(択一式の)点数にムラがある」というものです。 今回はこういった悩みを抱える方に向けて、択一式の点数のムラをなくす方法をお伝えします。 択一式の点数にムラが出る原因 択一式の点数にムラが出る原因としては、主に次の2点が考えられます。 それでは、上記2点の原因の分析と対策法についてお話していきます。 【原因1】 「普段の学習自体にムラがある」の分析と対策「答練や過去問等の問題演習を中心に取り組み、テキストは気になる

記述式問題の回転速度を上げるコツ

受験生の中では、記述式の問題を毎日解くことを自らに課している方も多いですが、働きながら勉強している兼業受験生にとっては、毎日記述式の問題を解くというのは大きな負担です。 かといって、記述式の問題に普段触れていないと勘が鈍ってしまうおそれもありますし、答練や模試で解いた問題は、3回程度繰り返し解かないとその問題の知識が定着しにくいです。 そこで今回は、記述式問題を繰り返し解くに当たっての回転速度を上げるためのコツを2点お伝えしたいと思います。 【1】 答案を略して書く例え

スランプで悩んでいる方へ

いつもはきっちり覚えていた択一の基本知識が抜けていた。 いつもならしっかり書けている記述の論点を見落とした。 このように、頑張っているにもかかわらず実力が停滞する、いわゆるスランプの状態を心理学では「練習の高原(プラトー)」と呼びます。 さらに心理学者の研究では、スランプの時期は必ず通り過ぎ、そこから先は以前と同じ努力量でもより高い技術を身に付けられるということが分かっているそうです。 すなわち、スランプとは、その後に実力を伸ばすチャンスがやってくるサインだということで

理想点は満点じゃない~本試験と公開模試の心構え~

今回は,本試験とそのシミュレーションである公開模試の心構えについてお話ししていきます。 【1】「満点が理想点」という思い込み本試験になると実力を十分に発揮できず,普段は確実に正解できているようなAランクに位置付けられる問題を間違えてしまった,というのは受験生によく見られる現象です。 その原因の多くが,他の受験生も間違って当然のような難しい問題(肢)に引っ張られてしまったり,問題文を深読みしすぎて単純な問題を落としてしまうといったものです。 本試験になると確実に正解しよう