【記述式】申請の個数の判断-数個の法律関係を1個の原因関係と評価する例外①(蛭町講師)
複数の法律関係を1個の原因関係と評価する原因関係の個数例外
【1】 遡及効のある法律関係 例えば,遺産分割のような遡及効(民909)を有する法律制度では,Aが死亡し法定相続が生じ,相続人BCが甲土地をBが相続する旨の遺産分割協議をした場合,明らかに法定相続の法律関係と遺産分割の法律関係と2個の法律関係が存在している。
しかし,遡及効により相続開始時から遺産分割の結果でBが甲土地を単独相続したことになるため,中間省略登記になることなく原因関係を法定相続1個と評価し,1個