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だぁいすきが止まらない

息子が、娘が、最高にかわいい。   
 
だいすき。 
 
いとおしい。 
 
という気持ちは常にあるとして。  
 
けれどもふと、異常に、無償に、いとおしいときってありませんか。 
(これまた唐突だなおい)  
  
 
 
先日、なんのこたぁない、ふっつーに娘と布団の上でごろごろしていたとき、目の前にいる、うさぎがふんだんに散りばめられたピンク色のパジャマに身を包んで、なんか知らんけどにやにやしている、まぁるい、まだムチムチ感が残っている、ぽてぽての娘を眺めていたら、  
 
なんじゃこのかわいさは!!!  
 
となり、突如ぎゅうっと抱きしめたい衝動に駆られ、そのまま「トトちゃぁあん!ママはトトちゃんのことがだいすきだよぉおお!」と娘に抱きついた。 
 
最初は、きゃあー!とケラケラ笑っていたけれど。ムツゴロウ氏が動物たちに「よーしよしよしよし」とするように、少しばかりはげしめに「あ〜だいすきだよ〜だいすきだよ〜」と言う私に娘が放った一言が
 

「もぉう!わかったからぁ!!」  

 
 
だった。 
 
衝撃。 
ついこないだまで、ただひたすらにきゃぴきゃぴと天使の笑顔を向けてくれていた娘が。 
まぁ小学生あたりになったらそういう拒否反応も出してくるでしょうね、という反応を2歳にして披露してきた。   
 
母ショック。ショックすぎる。まだ2歳だよ?つらい。まさかこんなこと言われるなんて思っていなかった。ねぇどう思う!?  
 
と、数ヶ月前より娘のツンデレ対象になっている夫に言ったら  
 
「『パパきらぁい』って言われるよりマシでしょ?」 
 
と返ってきた。 
 
さすがにこればかりはなにも言い返せなかった。 
 
 
 
そんなかんじで私に対してもツンツンの一端を垣間見せている娘だけれど、最近口癖のように「トトちゃん、パパとママだぁいすき!」と言って、しがみついてくる。 
 

 
 
天使。 
そんな娘に対して私は、「パパとママもトトちゃんのことだいすきだよ!」と返す。   
 
で、これまた唐突だけど、反抗期は必ず来ると思う。いまや優しさの塊のような義妹さえ義母を「くそBBA」と呼んでいた時期があったらしいのだから、これは間違いなく我が家の天使にも来ると確信している。 
 
そうなったら、「もぉう!わかったからぁ!!」なんぞじゃ済まされない、さらに衝撃的な言葉が返ってきそうで今から震えるのだけど。 
 
それでも、ずっと、だいすきな気持ちを伝えよう。そう思ってる。 
 
 
              

 

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