Ito

ある一児の母の日記。

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変わりつつある日常

いつもどおり 早朝ランニングに行った 日の出が遅くなり 少し肌寒い やっとこさ秋らしくなってきたなぁと 家に着く頃には夫も起床 朝食を準備している途中で娘も起きて 3人で食卓を囲む いつもどおり 「いってらっしゃい」と 娘と一緒に夫を送り出し   登園までの朝のあれこれをしながら さあお客さん 今日はどうしますか? いつもどおり希望のヘアスタイルを聞く わたしたちの好みで長らくおかっぱ頭だった 彼女の髪は 「アリエルみたいになりたい」 という本人の意向でずいぶん伸びた

    • 育児って、たぶんこういうことの繰り返し。

      娘の意思を尊重したい。否定したくない。「やりたい」と言ったことをやらせてあげたい。 例えば家事をしているとき、「トトちゃんもやる!」と急遽お手伝いスイッチが入ったら、どうぞどうぞとやらせてあげたい。たとえ私がひとりでやる数倍の時間がかかったとしても。 例えば登園時に玄関の鍵を閉めるとき、「トトちゃんが鍵やりたいの!」と言われたら、へいへいわかりやしたとやらせてあげたい。たとえものすごーーく時間が押していたとしても。複数の鍵の中からなかなか玄関の鍵を見つられずにいる姿に焦燥

      • 3歳娘「大きくなったらスカイになりたい」

        3歳娘、一昨日くらいからやたら「大きくなったらスカイになりたい」と言っている。  このスカイではなく、  このスカイ。最近ハマりだしたアニメ『パウパトロール』のキャラクター。 犬だよ?  思わずつっこんだけれど、彼女にとってそこらへんは重要ではないらしかった。  ―― スカイになったら何をしたい?  “ワンワン!” って、いいたい!    ―― “ワンワン”って言う以外に何をしたい?   ええ? うーん……。えっとね、 “ワンワン” っていいながら、いろんなところ

        • 娘が「くやしい」と言った

          「うんちでるぅ」     風呂上りというなんとも絶妙なタイミングで便意をもよおす3歳娘。   コップくん(※ おまる)でやりたいと言うので、それ急げとリビンクからコップくんを持ってきた。   タオルで体を拭き、ふんばり始める。   が、なかなか出ない。  「……でなぁい。てへへ」   うん、だと思った。昨日もそうだったよね。うんちでるぅの顔、どことなくふざけてたしね。   しばらくしてコップくんから立ち上がり、おむつに足を通しながら娘が言った。   「〇〇ちゃ

        変わりつつある日常

        • 育児って、たぶんこういうことの繰り返し。

        • 3歳娘「大きくなったらスカイになりたい」

        • 娘が「くやしい」と言った

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          三連休の一コマ

          「いらっしゃいまぁせ〜! なにのアイスがいいですかぁ〜」 突如始まるお店屋さんごっこ。 よいしょよいしょと娘がレゴの箱を持ってきて、その上にレゴのピースを並べていざ開店。  洗濯物を干し終わり、お店の前に座った。 「チョコレートのアイスくださいなっ」 「はぁい、いいですよぉ」 娘、茶色のピースを繋ぎ合わせる。 「なにのせますかぁ〜」 「うーん、何がありますか?」 「白(のピース)はぁ、ソフトクリームぅ」 「グレーと透明のやつは何ですか?」 「……えっとぉ

          三連休の一コマ

          いつのまにか3歳。

          「ずっと自分のお腹にいた人が、今目の前で生活してるってどんな感じ?」   夫はときどき小学生みたいな疑問を投げかけてくる。    どんな感じ? と言われても……ねぇ?  不思議な感じ、かな。(語彙力)  . 10か月くらい私のお腹の中にいて、予定日よりも1週間早くぽっこり出てきた娘。  新生児の、あの頃。  あの、地球外生命体的な佇まいは、私にとってとにかく神秘的で、同じ人間とは思えなかった。 が、今やふっつーーーに「ねぇなんか食べたい。なにある?」だの「パン

          いつのまにか3歳。

          お母さんってさ、カッコイイよね

          時に子どもというのは、あどけない顔で失礼極まりないことを平気で言う。  その最たる例が、  小学3年生のときの授業参観で当時44歳だった私の母を見た隣りの席の男子が放った、「おばあちゃん?」という一言。 おそらく悪気はなかったのだと思うし、今であれば、いやいやいやいやおばあちゃんじゃないからお母さんだからお、か、あ、さ、ん!と笑って流すことができるはずだけど、そんなメンタルを持ち合わせていなかった私は、自分の母を「おばあちゃん」と言われたことがただただショックだった。

          お母さんってさ、カッコイイよね

          だれもしらない

          孤独    親とは疎遠 夫は仕事ばかりで無関心 相談できる友人もおらず はじめてのことばかりで なにもわからず どうすればいいかわからず どこへ行けばいいかわからず どこに吐き出せばいいかわからず これではだめだとわかっているのに こんなはずじゃなかったのにと 自分を止めることもできず 何度も何度も あの日 私が産んだ 私が守ると誓ったこの子を  〈泣き止まないから叩いた〉 画面に流れたその一行に  追い詰められた母親の姿を想像した  鬼畜な親がいる一方 そんな人も

          だれもしらない

          ↑これに登る娘を見て思ったこと

          スマホの買い替えに伴って、旧スマホに保存していた画像をパソコンに移した。  作業中、パソコンの画面に表示される画像の一覧を見て苦笑する。娘、娘、娘。 2000枚弱の画像中、ほぼ、9割くらい、娘。  撮りすぎじゃね? と自分につっこみつつ、娘の新生児期すなわち宇宙人だった頃からの時間を振り返りながら、ああ、そういえばそうだったなぁと、しばし懐かしさに浸った。   たとえば、おしり歩き。  1歳の頃、まだひとり歩きができなかった娘の移動手段は、おしり歩きだった。   手

          ↑これに登る娘を見て思ったこと

          ある一児の母のつぶやき - 5月5日

          この連休中、「ガチャガチャやりたいい゛ーー!!」と爆叫びしている2歳くらいの女児を抱えて遠い目をしながらスタスタと歩いている母親を見かけた方、それはきっと私です。  そんなGWだった。トラップ的に点在しているガチャポンへの恐怖心を増大させながら。  癇癪を起こす娘にイライラを募らせて、「今日もやばかった」と毎晩仕事から帰ってきた夫に報告しつつ、とはいえ謎の高熱が続いて病院をたらい回しにされた挙句に小児救急外来で「肺炎」と診断されて終始不安な気持ちで過ごした一昨年のGWに比

          ある一児の母のつぶやき - 5月5日

          ある一児の母のつぶやき - 5月2日

          なんやかんや言って結構な頻度で更新してるじゃねえか。 いやはやなんとも。今の気持ちをLINEスタンプで表すとこんなかんじです。 いやはやいやはや。毎日更新を辞めて気づいたのだけど、書かない日が続くとムズムズするというか出すべきものを出していない感がすごい。だから例えが汚くてアレなんだけど便秘が悪化する前にちょいちょいガス抜きしたいと思ってるんで夜露死苦。(お前は誰だ) そして今日までたくさんの人からあたたかいコメントいただきました。この場を借りて改めてお礼を言いたいです、

          ある一児の母のつぶやき - 5月2日

          ある一児の母のつぶやき

          お風呂にて。  「ママ、いつもありがとっ」と超感動的なことをぽろっと言ってくれた2歳娘に「こちらこそパパとママのところに生まれてきてくれてありがとう」と伝えて和やかなバスタイムを終え体を拭いていると、今度は「ママ、うまれてきてくれてどうもありがとっ」と言われて生まれてきてホントによかったと思った。 また緊急な事態です宣言が発令されたけど(ていうか何回目これ?)娘にとってはお菓子コーナーでどのお菓子を選ぶかの方がよっぽど重大で、コアラのマーチが食べたいがために苦手なニンジンも

          ある一児の母のつぶやき

          だれかの笑顔とあたたかさに救われる日々

          娘のいやいや期に拍車がかかっている。        「ごはん食べよう」「やだ!」 「おむつ替えよう」「やだ!」 「おうち帰ろう」「やだ!」 「お風呂入ろう」「やだ!」 「テレビおしまいでーす」「やだ!」   「テレビにバイバイしたらお菓子あげる」 「バイバイ!」 こら。   で。    わんぱく度も格段にアップしていて、とにかく走る、走る。 例えば保育園から帰るときは廊下をひとっ走りしないと気が済まない。 が、これはまだいい、敷地内で安全だから。 怖いのは道路を歩いているとき

          だれかの笑顔とあたたかさに救われる日々

          【画像】愛娘のイラストを淡々と貼っていくスレ②

          7:トトちゃんのママ@note 2021/04/24(金)10:34:39 ID:xSSszt9M   ガチャガチャを発見する娘。   ガチャガチャ探知機の精巧度がハンパない。  油断も隙もあったもんじゃねえ!         このあとの展開はみなさんお察しのとおり。 -------------------------------------------------------- 8:トトちゃんのママ@note 2021/04/24(金)11:12:28 ID:xSS

          【画像】愛娘のイラストを淡々と貼っていくスレ②

          競争心が芽生えた娘を見て思ったこと

          トトちゃんのかちぃー! ママはブッブー! 最近娘がよく言う。  例えば、どちらが先におしり拭きを見つけられるでしょう!みたいな状況があるとする。そんなときは、たとえ私が既におしり拭きの居場所を特定できていたとしても、娘が先に見つけられるように仕向けなければならない、さもないと軽い癇癪を起こす。そしておしり拭きを見つけた娘が勝ち誇った顔で言うのだ。 トトちゃんのかちぃー!ママはブッブー!   なるほど2歳の娘にとっては「相手に勝つ」が重要らしい。競争心の現れなのかな、これ

          競争心が芽生えた娘を見て思ったこと

          それが私のささやかな夢。

          初めて夫の家族に会ったのは、夫と交際して数ヶ月が過ぎた頃のことだった。   「妹夫婦の新婚旅行にオトンとオカンと兄貴家族もくっついて、みんなでこっちにくるらしい」     そんな経緯で総勢7人、九州からはるばる上京してきた。        一方私の家族は母と兄、それぞれが個人プレーの3人家族だ。 中学生の頃から「3人家族」と言うようになったわけだけど、それは戸籍上のお話で、当初兄は父と暮らしていたため実質上は母と私のふたり暮らしだった。が、それも表面的なもので、母は仕事に明け

          それが私のささやかな夢。