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2024 お祭りの京都の旅・9 一保堂で休憩、そして旅は次回へ続く

2024年5月15〜16に京都へ旅をした。
これまでの3回の京都旅にて大好きな重森三玲のお庭を一通り見終えてこの5月は行かなくてもいいかなとも思っていたのだ。
ところが母の事が済んで、間を置かずに伯母の事が始まり、埃だらけの中で沢山のモノを捨て続ける作業に心が疲弊してしまったのだ。

「美」を見なくては。心に養分を与えなくては。

“雪舟”を観よう。その展覧会は東京での開催は無いのだ。
その他どこかのお庭も観よう。
だからこそ今回も京都。
もう、いっそのこと5月と11月には京都を訪れることに決めてしまおうか。

こうして今回の旅の記事を書いているうちに時間が流れ、気がつけば祇園祭の期間でさえ終わってしまった。一つには伯母の緊急事態ありだったのだが、過ぎ去ってみれば、こうしてnoteを書き続けられる日常にジンワリと感動するのである。


さて、時刻は15:30。
智積院宝物館の長谷川等伯一門の本物を堪能し、今回の京都旅のプランは完全制覇である。疲れを癒したくてユル目のプランにしたつもりが、いやはや…
後は18:30ごろの新幹線に乗って品川を目指すのみ。

実はもっとゆっくりと宝物館に居ても良かったのだが、
突然、「一保堂さんに行きたい」という気持ちがムクムクと。
ちょっと考える。朝に到着した京阪の七条駅から電車に乗って、三条駅で降りれば良いだけではないか。
荷物はまだ四条のホテルにあることだし、なんなら錦市場の湯波吉で買い物も出来るかも。

ということで急遽一保堂さんへ行くことに。
京阪電車を降りて三条大橋を渡り、河原町通りを目指す。その手前の高瀬川沿いの道“木屋町通り”へ右折。(上る、というのだったか)御池通りを横切り、二条通りへ突き当たったところで左折。そのまま西へ進み、河原町通りを横切り、突き当たりを右折すれば寺町通りで、目指す一保堂はもう直ぐである。
一保堂へ到着したのは16:00頃。
途中、“プチ観光”を楽しんだので、若干時間が掛かっている。

高瀬舟が。
 国の史跡なのだとか。
左奥のビルはホテルオークラ


一保堂さんはちょっと前にリニューアルしたとのこと。
カフェ“嘉木”の受付がタブレットで多言語対応になっていて「おおっ」と思う。
ラッキーなことにあまり混んでいなくて、ほとんど待たずに呼ばれた。
一人だったのでカウンターかひとり用テーブル席か聞かれる。ハトの後には外国人二人連れが2組待っていたのでテーブル席をチョイス。
この判断が珍しく失敗して…

ううむ。ここだったとは

建物の構造的にどうしようも無かったのだろうが、いっそのことここのお席は無しで作った方が良かったのでは…と思ってしまった。ハトは何回かお邪魔しているから「こんなこともあろう」で済ませられるけど、初めて入ってここだったらかなりガッカリだな。

とはいえ、同じお抹茶でもこちらでいただくと何て美味しいのだろう…
ハトはまだ最高級(最高額)のは勇気がなくてオーダーできないのだが。

“京極の昔”
お茶碗。
以前は絵がついていないお茶碗だった。
これからも季節の絵柄のが出てくるとしたら、と、期待してしまう。
お茶菓子は3種類から選べる。
枇杷を形どっていて可愛らしい。食べるの勿体無い(笑)
餅系が圧倒的にお好みな、ハト。
枇杷のおしりも感動ポイント
見ているとなぜか枇杷を味わっている気分になってくる
中はこのような…

お抹茶を味わうのにかける時間はわからないけれど、ゆっくりと楽しませたいただいた。40分ぐらいだったような。
店内があまりよく見えない席だったが、ほとんどが外国人だったような…
なお、お会計は席で支払うように変わっていた。以前はお茶の販売のところで一緒だったから、混乱気味だったのだ…カードも電子マネーもコード決済もなんでもござれで、流石である。ちなみに一保堂さんは東京にもあるのだが、まだ行ったことはない。
お抹茶をいただくだけなら東京でだって良いのだろう。けれどもそうじゃない感じがするのだ。

帰り際、作為的に外国人さんたちを入れて撮る

ところで一保堂さんの暖簾、夏季は白地、冬季は黒地なんだそう。
今まで散々撮っていて気が付かなかったが、11月の旅の写真をチェックしてびっくり。
…本当だ。

2022/11/17
 (2023は行ったら臨時休業…)

さて、智積院宝物館を観た後はとても疲れ切っていたのだが、カフェイン効果なのか、すっかり元気に。
なので寺町通りをゆっくり歩きながら四条のホテルまで戻る。

気になる玉台屋…

錦通まで来て、思ったより混雑していなかったので、“湯波吉”さんへ。
「徳用ゆば」を大量に購入。非常に嵩張る。これを入れるためにキャリーバッグで京都に来るのだ。
(いや、湯波吉さんも通信販売あるのだが(笑))
湯葉、サイコーである。

ホテルに戻り、預けていたバッグをチェーンキーから取り外す。
フリースペースにてバッグを開け、湯葉を入れ込む。この怪しい行動もすっかりお馴染みに。


時刻は17:45。
四条駅から地下鉄に乗って京都駅へ。
今回の帰りの新幹線はスマートEXで購入したのでPASMOに紐付いているため、ピッで改札通れるのが楽。

思ったより早く京都駅に着いてしまったので、
あまりお腹は空いていなかったのだが、“にしんそば”を食べていくことに。
昨年の5月(皐月咲くシリーズ)に松尾大社で食して以来、にしんそばもお気に入りなのだ。

この時間だからか?空いていた
店員さんが「おこしやす」と挨拶してくれる。
わーい。
にしん様を見えるようにしてみた。

にしんそばを頂いた後は、明日の朝ごはん用のアレを購入しなくては!
アレも購入し、のぞみに乗り込む。そして爆睡…

アレとはコレ。



これで今回の旅はお終い。
葵祭を見るタイミングに恵まれたのに、こうして書き上げればすでに8月とは。


で、

実は次回京都旅は既に手配済みなのである。

次回はまさかの紅葉ハイシーズン。
これもひたすらに重森三玲のお庭を見たいがため。なのに本当にその期日に公開されるかどうかという、正にギャンブル。(お宿の手配のこともあるし、仕事の休暇申請の都合もある…)果たしてどうなる事やら。

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