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チャットモンチー「耳鳴り」
チャットモンチー「耳鳴り」
チャットモンチーのアルバム「耳鳴り」収録の「東京ハチミツオーケストラ」。名曲である。「妻くんといっしょで」で、小説のタイトルにもなっている。中村総一郎さんのclubhouseで、この曲を選ぶことに迷いはない。
この曲を初めて聴いたとき、若い女の子特有の柔らかい感受性と、まっすぐな勢いを感じた。まぶしかった。
バンド解散から十年がたった。娘も七歳になった。赤いギターもすでに売ってしまっていたので、あのころのことを思い出すものは何もない。ないはずだった。が、私の心のなかには、いまだに目に見えない赤いギターがあって、それは禁じることができない。はぐらかすことができない。やりすごせない。
その赤いギターが時折、私の息を詰まらせる。
私がバンドを始めたきっかけはチャットモンチーを聴いたからだった。十四年も前の話だ。かっこいいと思った。
私の好きだった曲のタイトルは「東京ハチミツオーケストラ」
緒真坂「東京ハチミツオーケストラ」
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