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取組み3年目。愛知大学キャリア支援センターとの手帳制作プロジェクト開始!工場見学前の工作ワークショップが肝な件


早いもので3回目を迎える愛知大学キャリア支援センターとの取り組み。

今年で3年目を迎えます。
1年目:2021年10月14日―2022年1月13日実施。18名7チームが参加。まみむチームの考案した「ワンセメ手帳」が最優秀賞を獲得。伊藤手帳が商品化。伊藤手帳ECサイト並びに愛知大学生協で販売。1学期単位で使う手帳という画期的なアイデアが共感を呼び、愛知大学内並びにビジネスパーソンからも支持を得た。翌年「ワンセメ手帳」を使った「学生のためのタイムマネジメント講座」を愛知大学が開催。作って終わりではなく、学生が考えた商品を教育環境で積極的に活用した。

2年目:2022年10月6日―2022年12月22日実施。18名6チームが参加。Utopeerチームの考案した「3STEP日記」が最優秀賞を獲得。伊藤手帳が商品化。伊藤手帳ECサイト並びに愛知大学生協で販売。
3STEP日記の特長は今日の出来事・気づき・次への行動を3行・3段階にわけて1段ずつ積み上げて記入します。軽やかにステップを踏みながら階段を上るイメージが斬新で、大きな反響を呼んだ。学生向けに開発された日記であったが「企業研修に使用したい」「自己成長につなげたい」ビジネスパーソン層から支持を受け、完売。増刷が相次いだ。

伊藤手帳株式会社プレスリリースより抜粋

1年目に考案されたワンセメ手帳は愛知大学後援会のご厚意により、今年の1年生・2年生に配布頂きました。配布時にキャリア支援センターより、ワンセメ手帳がうまれた経緯、考えた学生さんの紹介も同時にされ、それが非常に印象に残ったようです。

今回の参加学生の志望動機では上記旨を述べる方が多い傾向にありました。

■愛知大学キャリア支援センター 名古屋キャリア支援課 キャリア教育係長 後藤憲浩

1.伊藤手帳様との連携プロジェクトは、2021年より始まりましたが、コロナ禍における0からの挑戦でした。コロナ禍では、学生の生活は制限を余儀なくされ、企業官公庁からも新卒採用において学生の活動不足の点が危惧される声を多々耳にしておりました。そのような環境下で始めた『デジタル時代のアナログ手帳(日記)』のプロジェクトは、自由な大学生活でなおざりになりがちなタイムマネジメントと意識できるものとなり、『コロナ禍のガクチカ形成』という点において非常に有意義なものとなりました。



2.今後の可能性

2021年度は『ワンセメ手帳』が、2022年度は『3STEP日記』がグランプリを勝ち取り、商品化いただく中でこの取り組みは社会的にも学術的にも多くの評価をいただきました。本学の低年次キャリアデザインプログラムは、授業やゼミ活動ではなく、自由な環境で学部学年の枠を超えた繋がりの中で斬新な発想が生み出されます。2023年春には、本学後援会より新入生及び新2年生全員に『ワンセメ手帳』を配布するという配慮をいただき、先輩学生の知が後輩学生に贈られるという出来事がありました。当初は予定もしていなかったことですが、提案内容次第で新しい道を切り拓くことができるポテンシャルを本プロジェクトは内包しています。今年度も参加学生はどんな提案を行い、どんなムーブメントを起こしてくれるのか、ワクワクがとまりません。

伊藤手帳株式会社プレスリリースより抜粋

本プロジェクトはゼミ受講前の低学年1・2年生を対象に遂行されます。また、非授業で単位取得はありません。

それにも関わらず、いえそのような状態なので参加する学生さんの志は大変高いものになっています。

さて、前置きが長くなりましたが、今年もキックオフは工場見学から始まりました。

工場見学の前に、1枚の紙が手帳になる過程を体験してもらうワークショップを行いました。

印刷された用紙を折って、ハサミを入れるという工程ですが。これが皆さん苦戦します。

正確に折ってもズレがどうしても生じます。そしてハサミでまっすぐに切ることの難しさに「ええええ!」という声も。

その後、工場を見学。皆が苦戦した「折り」「断裁」を機械が猛スピードで正確に進めていく光景に「おおおお!」と。

でも。その機械のそばには人がいます。機械に障害がでないよう人の目でチェックしたり、機械では補えきれない部分を人の手で作り上げていきます。

あれも、これも手に入る時代だからこそ。物の向こうには人がいて物が作られていることを知って欲しい。

というところから初回の工場見学は大切なポイント


今年は6チーム17名で企画案を競います。
10月19日は愛知大学名古屋校舎へお伺いして、販売戦略の立て方・企画書の作り方をお話させていただきます。

※工場見学に参加した愛知大学学生の感想は以下からご欄頂けます。


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