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『糸と魚と川Vol.04』イベントレポート② トークセッション編

2022年3月25日、駅北広場キターレ in 糸魚川にて「外と中、関係人口とローカルプレーヤー・企業・団体との接点をどう作り広げていくか?その先の未来は?」をテーマに2人のゲストをお招きして、第3回となるトークセッションがおこなわれました。

本記事は、前回記事に引き続きトークセッション編の内容をまとめたものです。

前回の記事はこちら。
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https://note.com/ito_sakana_kawa/n/n90de3ca4f9a1

◎移住を考えている人へ

山崎:「移住に興味を持っている人へ『次はあなたの番ですよ』とメッセージを伝えたい」と思い、今回のイベントを企画しています。そこで糸魚川へ移住してきた先輩から見て、糸魚川が移住先に選ばれるために、これからやらなけばいけないこと、または出来ることは何があるか教えていただけますか?

横井:まずはそこに住んでいる人達が楽しそうにしていることが大切ではないでしょうか。自分はUターン組なので糸魚川に初めて来る人の気持ちは分からないですが、茨城へ就職したときに、そこに住む人達が楽しそうに見えたんです。そうするとやはり近づいていきたくなるんですよね。なので、自分たちが楽しそうにしているところを、どんどん発信していくことが必要ですね。結局、目立つことことに繋がりますね(笑)

山崎:結婚してから旦那さんの実家である糸魚川へ移住してきた齊藤さんはいかがですか?

齊藤:隣の市や県に行くと糸魚川には無いものが揃っているんです。ですが、あえて『無いことが良い』と思いますね。もし市内にはない超有名な飲食店があったら、地元の美味しい食材を使った料理が食べられる小さいお店がバタバタ潰れてしまうと思うんです。

山崎:まったく同感です。どこへ行くにもまぁまぁ近いですからね。

齊藤:そうですね、有名店に行きたければ市外にお出かけすれば良いんですよ。

渋谷:私は毎月新幹線で東京から通っていますからね。糸魚川に家を買った方が良いんじゃないかってくらいです(笑)

齊藤:実家の横浜から2時間で来れますからね。「家出したい!」って思ったら、すぐに実家に帰れるので安心なんです(笑)

山崎:吉倉さんは2拠点でリモートで働いていますが、今後はそういう方が増えていくと思うんです。同じような立場の人に向けたメッセージをいただけますか?

吉倉:高速道路や新幹線など、とにかく交通の便が良くて中部、東北、関東、関西にもすぐに行けるのが良いところですよね。ずっと同じ場所に居なくても複数の拠点を持って活動したい人には糸魚川は絶好の場所だと思います。

山崎:今日はどうやって来られたんですか?

吉倉:新幹線で来ましたが、帰りは冬の間に眠らせていた車で帰ろうと思っています。

山崎:三熊さんは、いかがですか?

三熊:糸魚川に地域おこし協力隊として赴任する前に、移住体験で2~3週間ほど暮らしてみて感じたものは、糸魚川には魅力的なものがたくさんあるけれど、決め手のとなったのは『人』だったんですよね。やっぱり人は人に惹かれるんだと思うんです。私もそんな糸魚川の人達に惹かれてやってきたので、先ほどの話にもありましたが、まずは糸魚川に住む人が楽しそうにしていることが大切なんだと思います。

山崎:今日の結論をそこに持っていきたかったんですが先に言われてしまいましたね(笑)でも本当にそうだと思うんですよ。「面白い人がいて、関わりたいと思えるプロジェクトがあって、そこに自分が関わってチャレンジできるっていう場がある」という繋がりを広げて発信していく必要があるんですよね。今回のイベントを見ている人の中にも、皆さんの活動を見て「自分も関わりたい」と思った人も多いんじゃないでしょうか。「吉倉さんのように神主になりたい」って人もいたかもしれませんね(笑)

さて、それでは最後に恒例となった皆さんの糸魚川での妄想をお聞かせください。

◎糸魚川での妄想

横井:私は早川という地区に住んでいて、齊藤さんの『下早川に公園をつくろう計画」にも参加させていただいているんですが、ゆくゆくは早川を糸魚川の中心にしようという野望を持っていますね。早川には面白い人がたくさんいるので、私のところに来れば誰でも紹介できるっていう何でも屋になりたいですね。

山崎:糸魚川の中心の早川で横井藍(愛)が叫ぶんですね(笑)続いて三熊さんはいかがですか?

三熊:私の住む小滝地区は、小滝地区の人しか知らないことがたくさんあるので、もっと開かれた地区にしたいですね。

山崎:糸魚川の端っこにありますが、一番大きな地区ですからね。山菜も楽しみですね。齊藤さんはいかがですか?

齊藤:糸魚川は子どもと暮らしていくのにすごく良いところだったんですよ。なので日本中の人に「子育てするなら糸魚川だよね」って言わせちゃおうと思っています。

山崎:人にやらせないで自分でやろうとする姿勢が素晴らしいですね。確か東京にも子育てに力を入れている自治体があって移住者が急増しているところがありますよね。

渋谷:子育てのパワーは強いですね。

山崎:それでは吉倉さん、お願いします。

吉倉:僕はまだ糸魚川に帰ってきていませんが、帰ってきたら東京の友達が年に数回来てもらえるようにしていきたいですね。天津神社としては、自分の代になったら夏祭りを復活させるなど、氏子をはじめとした地域の人達に還元できるようなイベントなどを開催していきたいですね。

渋谷:ぜひ春夏秋冬でやってほしいです。私の会社のメンバーも先日ワーケーションで糸魚川に来ましたが、前期節の糸魚川を味わいたいと言っていましたからね。

山崎:最後に宮路さんはいかがですか?

宮路:発展している地域は既に余白が無くなっているんですよね。ですが糸魚川はまだまだ余白があって多くの人がチャレンジできる可能性にあふれていると思うんです。なので「何かにチャレンジしたい」って思う人は、まずは糸魚川に来て、今日のゲストさんのように活動している人達と交流することでイメージが変わって良いんじゃないかと思っています。そこが糸魚川が変わっていくスタートラインなんじゃないでしょうか。

渋谷:皆さんのお話を聞いていたら自分も何かチャレンジしたくなりましたね。実は今回のイベントである『糸と魚と川』のロゴなどのデザインなんですが、今回の話に通じるところがあるんですよ。これまで糸魚川のサイトなど宣伝に使われてきた色は自然をイメージした緑や青が多かったんですね。ですが、あえて黄色を使うことで新たな事へのチャレンジを表しているんです。そして、黄色を使うことでチャレンジしている人達がかっこ良く見えて盛り上がりも感じさせますし、楽しさが伝わると思って、このようなデザインになりました。そんな『糸と魚と川』に多くの方から参加していただけたらと思います。

と締めくくり、今回のトークセッションは終わりを迎えました。

今回のイベントのアーカイブ動画はこちらから。
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『糸と魚と川Vol.05』の様子はこちらから。
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https://note.com/ito_sakana_kawa/n/n9a849987fb95