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サッカー日本代表アジアカップ敗退から学ぶ、強いチームの条件

『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。

部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。

先日のアジアカップでサッカー日本代表は格下のイランに敗れ、まさかのベスト8敗退という成績となりました。

サッカー日本代表の現在の状況は、チームビルディングの観点からも非常に学ぶことが多いので、今日は、このニュースについて掘り下げていきたいと思います。

前回のワールドカップでの好成績により、サッカー日本代表に対する国民の期待は非常に高まっていました。

しかし、まさかのアジアカップで準々決勝での敗退という結果でした。

私は、今回のニュースを受けて、この日本代表のチームには、混乱を招くくらい、しっかりと自分の意見を言えるメンバーがいないことが原因だと考えています。

かつての代表チームには、中田英寿や本田圭佑のように、強い個性と明確な自己主張ができる選手がいました。

彼らは先輩であったとしても自らの意見をはっきりと述べることができる存在でした。

しかし、最近の日本代表チームを見ると、そうした個性の強い、意見を言える選手が不在であるように感じられます。

技術的には優れているものの、個性的でチームの調和を乱しても異論を唱えるほど強い意志を示す選手が見当たりません。

このようなチームでは、競争の激しい国際大会で上位になっていくことは難しいのです。

この問題はサッカーだけではなく、会社でのチーム作りでも同様です。

採用の段階から、素直で従順な従業員を採用するのではなく、個性的で意見をはっきり言うことができる従業員も組織に入れる必要があるのです。

私たちが行っているコンサルティングでも、クライアントの会社には、チームの中にあえて、はっきり意見を言うことが出来るメンバーを入れてもらうようにしています。

そして、議論の際には、どのような意見であっても、まずは意見をしてくれたことを肯定していく姿勢が重要です。

チームに異論を唱えることができるメンバーを持つことは、成長のために必要です。

サッカー日本代表チームにおいても、企業のチームビルディングにおいても、この原則は同じです。

確かに、異論を唱えることは時に混乱を招くかもしれませんが、それは新しいアイデアを生み出し、チームをより強くする機会です。

そして、このプロセスはただチームを改善するだけではなく、各メンバーの個人的な成長にも繋がります。

異論を唱え、新たなアイデアを提案することで、チームはより競争力のあるものへと進化していくのです。

私たちが提案するのは、意見の多様性を尊重し、それをチームの成長の糧としていくことです。

異なる意見を恐れず、強いチームをつくる、あなたの挑戦を応援しています。

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