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ダイハツ・トヨタリコール問題をきっかけに行動の優先順位を見直す:効率性優先の代償とは?

『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。

部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。

先日、ダイハツ約27万台、トヨタ33万台の車がリコール対象となるとの報道がありました。

この報道で、パトカーや救急車もリコールの対象となっていたという点は、社会的な責任の大きさを物語っています。

競争が激しいビジネス環境では、組織が効率性を追求することは、避けて通ることができません。

しかし、効率性の追求が行き過ぎると、安全性や品質、そして組織内の人間関係において支障をきたすこともあります。

特に企業が生産性の向上やコスト削減が最優先すると、しばしば重要な安全対策や長期的な視点が犠牲になります。

この危険性は、今回のリコール報道によって具体化しました。

では、安全と効率の優先順位は、どのように考えたらよいのでしょうか?

私のチームビルディングコンサルティングでは、チームでのミッションや価値観、ビジョンの作成だけでなく、具体的な行動指針の作成をサポートしています。

そして、チームで行動指針の作成をしていただくにあたっては、ディズニーランドのファイブキーという行動指針を例としてお伝えしています。

このファイブキーはスタッフが行動する際に、

  1. 安全:Safety

  2. おもてなし:Courtesy

  3. 多様性: Inclusion

  4. ショー:Show

  5. 効率:Efficiency

    の順で重視していこうというものです。

そのため、私がコンサルティングを提供しているクライアントの多くも、安全をチームの行動指針の最優先に組み入れています。

効率性よりも安全を大事にする具体的な行動基準を設け、それを日々浸透させていくことで、組織の倫理観を見直し、強化することができます。

このアプローチにより、組織全体が共通の価値観を共有し、それに基づいて行動する文化が育まれます。

あなたの組織は、行動指針の優先順位をどのようにされていますか?

ダイハツとトヨタのリコール問題を通じて、安全性を優先するきっかけにして頂ければと思います。

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著書『自走するチームの作り方』
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