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「小さい会社=すぐ辞める会社」にしない。組織が育つ魔法の数字は「3」

『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。

部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。

最近、働き方や職場環境に対する価値観が大きく変化して来ていると言われています。

多くの人が「自分に合った働きやすい職場」を重視するようになり、特に中小企業では、離職率の高さが大きな問題になっています。

「一人採用しては辞めて…」と、同じパターンを繰り返して悩んでいる会社も多いかも知れません。

求める人材を確保しても、数ヶ月で辞められてしまうのは企業にとって大きな痛手です。

こうした課題に対処するために、今こそ働きやすい環境づくりに工夫を凝らすことが求められています。

離職の原因として給料やモチベーションの低さが挙げられることが多いですが、離職理由には「小さな会社特有の狭い人間関係」が深く関わっています。

特に小さな会社では、密な人間関係がかえってストレスの要因になりがちです。

特に小さな会社では、限られたメンバー同士の関係性が濃く、距離が近い分、かえって息苦しさを感じることも少なくありません。

愚痴や相談を気軽に言い合える同僚がいないと、次第に孤立感が強まり、やがて職場を離れる決意に至ってしまうのです。

そこで私は、中小企業に必要な新人スタッフの孤立化防止メソッドを考えました。

「3」で覚えやすい、このアイディアを取り入れることで、誰もが働きやすく、続けたくなる職場環境を作り上げることができると考えています。

本日は、この「3」を使った方法がどのように職場の雰囲気を変え、新人スタッフが定着しやすくなるかについて、詳しくお伝えしていきたいと思います。

離職に悩む方にこそ知っていただきたい、劇的な変化をもたらす「3」のメソッドに注目してみてください。

では、「3」というキーワードを用いた、新人スタッフがしっかりと定着しやすくなるための具体的な方法について、ここから詳しくご紹介していきます。

このシンプルな「3」のアプローチが、どのようにして効果的に新人スタッフの離職率を抑え、働きやすい環境を作り出すのか、一つずつ見ていきましょう。

1)採用の工夫:3人同時採用
1人だけの採用では、愚痴や悩みを共有できる相手がいないため、孤独を感じやすくなります。また、2人同時に採用した場合でも、相性が合わなければどちらかが辞めてしまうことが多いです。そこで、3人を同時に採用することで、1人と合わない場合でも、もう1人が緩衝材となり、関係性がうまく調整されやすくなります。

2)教育の工夫:3人のチーム体制でサポート
通常、新人スタッフには担当メンターが1人つきますが、メンターが頼りなかったり相性が合わなかったりすると、新人スタッフが不安に感じやすくなり、離職につながることも。そこで、担当メンターとベテランメンターを加えた3人のチーム体制で支援することにより、より安定したサポート環境が整います。これにより、新人が安心して成長できる場が生まれます。

3)フォローアップ:3ヶ月ごとのサポート確認
入社してからの3ヶ月は離職が多い時期です。このタイミングで会社全体でサポート状況を確認し、必要なフォローをしっかりと行うことが大切です。メンターチームに任せきりにせず、会社として定期的に状況を把握し、新人スタッフが成長しやすい環境を提供しましょう。

成功事例:システム会社のテレフォンアポインターチーム
私のクライアントであるシステム会社では、3人同時にテレフォンアポインターを採用し、厳しいトレーニングも3人で協力して乗り越えました。
その結果、11ヶ月で1億7000万円の売上を達成しました。
3人だからこそ支え合い、誰も離職せずに大きな成果を出すことができました。

もし、離職や定着率で悩んでいるなら、新人スタッフの定着のための「3の法則」を試してみませんか?

具体的なサポート方法が知りたい方や、自社に合ったやり方を一緒に考えたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

●問い合わせフォーム
https://note.com/ito_office0419/message
著書『自走するチームの作り方』
https://amzn.to/3ZUy58i


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