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新宿タワマン殺人から学ぶ人材採用の重要ポイント:過剰な期待の危険性とその回避法

『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。

部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。

東京・西新宿のタワーマンションで、51歳の男がガールズバーを経営する25歳の女性を刺殺した新宿・タワマン“メッタ刺し”殺人事件のニュースが最近話題になっています。

女性が結婚を匂わせていたため男は大切にしていた自身の車やバイクを売却し、被害者に2000万円を渡していたとの証言も、その後出てきました。

金銭を渡した後、男は女性と連絡が取れなくなり、ストーカーとして通報されたため、激怒し、殺人へと発展したのです。

私は、この事件は、男が見た目で女性を選び、過剰な期待してしまったことが大きな原因だったと考えます。

この事件は、企業の採用担当者が見た目や経歴など表面上の内容だけで期待して採用してしまうという間違った採用と構造が非常によく似ています。

私のコンサルティングでは、既存にスタッフが仕事をするうえで大事にしたい価値観を考えてもらい、皆で話し合って意見交換をしてもらっています。

その価値観に沿った人材の特徴をリスト化し採用活動を行うので、会社と従業員の価値観に乖離が少なくなり、採用のミスマッチを防ぐことができています。

今回の殺人事件と企業の人材採用の共通点について、あなたはどのように思いますか?

もしかしたら、あなたは自分とは全く関係ない話だと思っているかも知れません。

しかし、採用したスタッフにとても期待をしていたのに、会社を辞められてしまい、怒りの気持ちが湧いてきたという経験などは、あるのではないでしょうか?

この心理構造は今回の50代の容疑者と同じなのかもしれませんよ。

今回の事件から学べることは、
人を見るときは外見や表面上の経歴だけでなく、その人の本質や価値観を深く理解することが求められます。

恋愛でも人材採用でも、お互いの価値観を知るなど、相手に対する深い理解がない場合には、不幸な結果を招くことになるでしょう。

事件も採用も、表面的な内容に惑わされることなく、本当に大事な価値観の理解に努めるべきだという教訓がここにはあります。

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著書『自走するチームの作り方』
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