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いつだって君が、私を助けてくれる ――You're my special hero!

最近また、英語の勉強が楽しくなった気がしている。

もともと、学生時代につまずいてしまってから語学には苦手意識があったけれど、2年前にNHKのラジオ英会話を聴き始めたらとても楽しくて、学ぶことが嬉しくなった。

最近は、子供とも英語を使いながら遊ぶようになって。
英語の絵本を読んだり、アニメを一緒に観たりしている。

最近の息子のお気に入りの遊びは「絵本をつくること」

コピー用紙を中綴じにした、簡単な冊子だけど、そこに絵を描いて、お話を考えて。好きな絵本やゲームの物語から、登場するキャラクターを変えたり、ストーリーを少しアレンジしたりして、新しいお話をつくっていく。

たくさん、たくさん、お話が生まれて。
カラーペンひとつで、どんどん絵を描いて物語を広げていく。

そんなとき、英語の絵本だって息子には日本語のものと何ら変わらない、遊び道具のひとつで。
英語の絵本や物語をアレンジして、新しい話も作ってしまう。

そうやって自分の遊び道具にしながら、どんどん言葉も覚えていく。

子供のアウトプットは本当に、大人がびっくりしてしまうくらい早くて。
アニメのセリフや、絵本で登場したフレーズを、すぐ口にする。
私がそれに返事をして、ほんの少しずつだけど日常に、英語のやりとりが生まれてる。

私はそれが、とても嬉しい。
言い知れない、わくわくとした気持ちを覚えてる。

2年前は。
そう、ずっと苦手意識のあった英語に取り組みたいと思ってラジオを聴き始めた2年前は。

私は、ひとりきりだった。

ラジオの講座は、とってもとっても面白くて楽しかったけど、ひとりで語学に向き合うことに少し辛さを感じてもいた。

言葉は、誰かと話すためのものだから。
使うための、ものだから。
新しいフレーズを知ったなら、使ってみたい。
話してみたい。会話が、したい。
学べば学ぶほどに、その欲求は募るばかりで。

それを思うと、いま、子供とちょこっとずつでも英語でのやりとりが生まれはじめているこの環境は、私にとってものすごくありがたい。

ぜんぜんちがう、と思う。

ひとりきりで学ぶのとは。

言葉を投げかけて、誰かかが返してくれる。
子供の思いがけない質問に、自分の知らないことに気付かされることもある。
(たとえば、子供と好きな食べ物の話になって、「かっぱ巻き」って英語で何て言うんだろう?と調べたことも……cucumber rolls だなんて、自分ひとりじゃきっと知らないままだった) 

 子供の横顔を眺めながら、思うのは。

本当に私は。
いつだって君に、助けられてしまうなぁってこと。

そもそも私が英語を学び直したいと思ったきっかけをくれたのも、この子だった。

この子が生まれて、その小ささと、か弱さに戸惑いながら、一体どうしたらこの子の未来に、よりたくさんの可能性をあげられるだろうかと日々思うことばかりで。

そんなときに思ったことのひとつが、英語を「使える」ようになってほしい、ということだった。

私自身が、うまくできなくて苦い思いをした分野でもあるけれど、それでも学びなおしたいと思った。
君が、これから先、英語に触れるとき、せめて楽しさと一緒に学んでいけるように。

まずは自分が学ぼうと思った。

でも実際、はじめてみたら、ただただ私自身が、面白いことばかりで。
決して日本語には訳せない、英語の語順や単語のチョイスに潜むニュアンス。
それがわかれば、見えてる世界がまるで変わるような、新しい知識たち。

比喩ではなく、本当に、世界がひろがったような感覚だった。

君が、私の世界を広げてくれた。

それは、英語だけじゃないけれど。
子供と一緒に過ごす中で、発見することや気づくことは本当に、多い。

そのひとつひとつが、日々にわくわくと心躍る瞬間を、作ってくれる。

――いつだって、思ってる。

ねぇ、ほんとうに。
君は私の、Heroだ。

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ちなみに先日、子供に直接「You're my hero!」と言ったら
「ちがう!ぼくヒーローじゃない!」と即、否定されました……。

――うん、そうかぁ。でも、私はきっとずっと。
そう思っているよ。

読んでいただきありがとうございます◎ 日々のなかに、やさしさと明るさを、さがしていきたいです。