子育て、育休🟰退園。その先…③
こんにちは。
【この内容は“子育て、育休🟰退園。その先…②”の続きです。】
よろしければ、そちらもご一読くださいませ。
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引きこもり2人育児、その後
それから、下の子が生まれて半年が経った。
世間は年度末に差し掛かろうとしている。
上の子は3歳になり、下の子は7ヶ月になった。
変わらずアパートの一室で2人の子育てを続けていた。
コロナも変わらず、終息が見えない。
この先職場復帰までは、
下の子が1歳になるまでは…
子供といられる時間は尊い。
でも、2人育児に疲弊していた。
脳裏を過ぎる。
何か手を打たないと…
このままでは、育児ノイローゼのようになってしまうだろう。
子供にも、自分にも良いはずない。
半年待ったら2人は入園できる
…とも、限らない。
なんとかしないとと思い込んでいたそんな時、
ふと、助産師さんの話を思い出した。
助産師さんの“幼稚園”話
2人目を出産した後、
市の子育て支援の一環で、助産師訪問があった。
優しい雰囲気の2児のお母さん助産師さんが
アパートへ来てくださった。
そういえば、こう、褒めてくださった。
今描きながら思い出したのだが…嬉しかった。
その方に“2人とも保育園へ入れるだろうか…”
そんな相談をした。
すると、助産師さんは、
など、付近の“幼稚園”について話をしてくれた。
共働きの私には、無縁と思っていた場所。
子供を預けるのは、保育園のみ。
そう、思っていた。
そのため、近隣の幼稚園なんて知らない。
調べたこともない。
でも、助産師さんの話を聞いて、
と、感じたことを思い出した。
再度、助産師さんへ連絡を取る
そこからの行動は早かった。
助産師訪問のときのレポート用紙の名前を頼りに、市の管轄課へ連絡を取り、
後日、あの時の助産師さんと連絡を取ることに成功した。
助産師さんは突然の質問にもかかわらず、
優しく回答してくれた。
中でも、次の話に希望を感じた。
そして、助産師さんのお子様が通われたという、
幼稚園の良かった話もしてくださった。
最後に、そう言われた。
お礼を伝え、電話を切った。
早速、見学を計画した。
いざ、幼稚園見学へ!
早速、幼稚園Aへ電話。
そして見学アポイント取得。
ここは助産師さんのお子様も通われていた園。
事前に話も聞いていた。
その中でも、次の点が条件に合いそうだ。
あとは、園の方針や雰囲気。
子供に合いそうか?実際はどうだろう…?
園に着いた。
木でできた建物の中は、とても自然に包まれた雰囲気であり、
私は居るだけで癒された。
上の子は、園のおもちゃでもくもくと遊び始めた。
下の子は、園ののんびりとした雰囲気の中、
ぐっすりと眠っていた。
先生は、話を聞いてくれた
園の先生は、優しい雰囲気を纏い、
ゆっくりと話を聞いてくれた。
私が、
先生は、傾聴してくれた。何か察してくれた様だった。
話をしながら、私は泣いていたかもしれない。
お礼を述べ、当日は帰路についた。
他の幼稚園も、見学。しかし…
他の幼稚園も、2人を連れて、
なんとか見学へ行った。
電話で確認した近所の幼稚園は、
すでに定員オーバーだった。
でも、系列の別の幼稚園を紹介くださり、
見学に行くこととなった。
しかし、夏季冬季休暇はお預かりは無く、
共働きのご家庭はクラスに1人2人しかいないこと。
(そのお子様は、1人で迎えを待っているご様子…)
…こちらは通園困難だと、感じた。
夜、主人と幼稚園について話し合いをした。
園の雰囲気、上の子の園での様子も思い返しながら。
無事、上の子入園決定!
後日、幼稚園Aより回答があった。
あぁ…、入園させてもらえる。
こんなにも早く…決めることができた。
ただし、この時点で年度末。
3月最終週に園決定に至ったのだ。
滑り込む様に必要書類を提出して、
入園に関わる支払いや制服購入など、こなす。
こんなにも…駆け込みでの入園なんて
あるのだろうか…
園の配慮を有り難く頂戴し、
そして、慌しくも新年度を迎える。
いざ、上の子幼稚園入園!
4月上旬の入園式。
無事、上の子も参加することができた。
幸い、上の子はすぐ園に馴染んでくれた。
見学時に感じた優しい雰囲気に包まれ、
どんどん活発に元気になっていった。
新しく友達もでき、いろんな歌も覚えて、
絵もたくさん描いて、見せてくれた。
以前より抱いていた、
その自責の念も、徐々に緩んでゆく。
幼稚園と保護者の関わり
幼稚園に通わせることで、わかったこと。
保育園は“働いている”など自宅保育困難が前提となるため、
なんでも保育園がやってくれていた。
(例として、発表会の衣装など)
比べて幼稚園は、
“保護者も参加しましょう”の考えを見受ける。
手作りも依頼されるし、平日の行事もある。
これは働く上では、良し悪しあるとは思うが、
私にとっては子供の活動に参加できること、
成長を近くで感じられる機会が保育園時代より増えたことが、
行事参加などによる保護者の方とのおしゃべりも、とてもリフレッシュできたのだった。
取り戻す、子供との時間と余裕
朝9時〜15時の園活動に合わせて、
毎日車で上の子を送迎した。
バス送迎もあるが、上の子と送迎時におしゃべりを楽しみたかった。
上の子の園活動時間は、下の子のみと過ごした。
そう、今まで一度もなかった
離乳食もゆっくりと与えることができ、成長を感じた。
ベビーカーに乗せて、余裕を持って買い物もできた。
大きな声は出さない、必要ない。
不思議と、耳鳴りも落ち着いてきた。
上の子が通園してくれることで、
子供達との時間も、うまく回り始めた。
下の子一歳を迎えた頃
保育園申し込みに、落ちた。
職場に育休を延期してもらい、
入園できたのは、
上の子は、4歳となり、年中クラスへ上がった。
もし、あの時、入園できていなかったら、
さらに1年家で2人を育児し続けていたのだろうか…
そう思うと…
あの“なんとかしなければ”の判断と
幼稚園へ切り替えた行動は、
結果、私たちには正しかった。
まとめ。育休は“休暇ではない”
下の子を出産するにあたり、
予期せず、育休取得🟰退園要請となった、私。
幸い、育休中に良い幼稚園と出会えたため、
なんとかその先の職場復帰を果たすことができた。
私の情報不足だったのは否めないが、
なかなか厳しいルールだったと、身をもって感じた。
あの頃を今振り返ると、
コロナが重なったことは“ついてなかった”としか
言いようがないが…
気づけば、心身ともに黒い影が落ち、
疲れがたまり、
自責の年に駆られ、
育児へ反省する日々。
もし、
もしも、
上の子が園に通い続けていられたならば…
もう少しだけ、救われたのだと思う。
確かに、仕事は休みだ。
でも、休み🟰休暇ではないのだ。
この、育休に対する市の判断は、
私には、なかなかきつかった。
そうであってほしいと願う。
どうか、産休取得にともない、保育園強制退園となるこの制度が無くなることを願って。
最後に…
ここまでの長文(乱文…)を読んでくださり、
ありがとうございます。
この件は私自身に至らない点も多くあります。
うまく2人育児をこなされる方も居ます。きっと。
しかし、私にとって苦しかったこれらの出来事は忘れたくないほど、大変なものでした。
この経験や行動や考えを共有することにより、
何か変わるといいなとも、微力ながら思うのです。
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