見出し画像

デジタル思考とアナログ思考

今会社で斡旋している通信教育をやっている。テキストを3冊学んでそれについてのテストを2回送るといった約3ヶ月くらいのスパンで学ぶ簡単なものだ。
今回取り組んでいるのは「AIに負けない知力を鍛えるデジタル思考&アナログ思考」というものだ。これがなかなか面白い。
時代の変化とともに「最適解」というものも変化しているのだがその変化に対応し続けるために必要なことが「効率化」と「抽象化」を繰り返すことだというのだ。

その「効率化」に必要なデジタル思考と「抽象化」について必要なアナログ思考について詳しく噛み砕いて説明されているのがこの通信教育だ。

デジタル思考には「垂直思考」「フレームワーク思考」「批判的思考」「分析思考が挙げられている。また、アナログ思考には「水平思考」「仮説思考」「デザイン思考」「システム思考」が挙げられている。

「垂直思考」は与えられた条件の中で最善の答えを見つけていく思考法でデータや事実に基づき、論理を順番に重ねながら問題解決する方法。
「フレームワーク思考」は考えるべきポイントや切り口などを一つのパターンに落とし込んだ枠組みで考える思考法。
「批判的思考」はあえて批判的な視点から眺めることによって誤りや検討が不十分な点を見出しより良い結果につなげる思考法。
そして「分析思考」は感情や憶測といった主観的な要素を排除して全ての物事の間に存在する因果関係を明らかにして成果につなげる思考法だ。

これらデジタルな思考法はプロセスをショートカットしたりシンプルにしたりして効率的に最適解を出す方法なのだそうだ。

また、「水平思考」は既成概念や既存の枠組みにとらわれることなく自由な形でアイデアを生み出していくための思考法。
「仮説思考」は未だ十分ではない段階で仮に設定した解を検証によって妥当性を求める思考法。
「デザイン思考」は前例や先入観にとらわれずユーザーの共感や満足に軸足を置き、課題の本質および解決の方向性を明確にしていく思考法。
そして「システム思考」は複数の異なる要素や状況に共通する構造を把握して最適解を見出す思考法だ。

これらアナログ思考の本質は「直観」と「類推」にあると言われる。瞬間的に物事の本質を見抜き、他の事象との比較を通して共通点を見出してそれを仮説として提示して類推していくことだ。


この通信教育の意図はこれらのデジタル・アナログ両面での思考法を場面場面で駆使することによって変化の激しいビジネス環境を生きていこうというものである。

私も仕事の中で考える機会は多いのだが自然とこういった思考法で物事を捉えている感覚はあった。
だがこういった思考法について知見を持っていれば場面によってどのように考えればいいかのヒントになる。
今回の学習は身のあるものになったように思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?