「悟りを開くと人生がシンプルになる」って本当だろうか

この数年は「悟り」について、考えるようになった。

きっかけは、以前の職場で大失態を起こしたことだ。自身の失態ではなく、責任を取らされたと言う内容である。

その時は、本当にショックだったが、今になると犯罪を犯した訳ではないので、もっと堂々としていれば良かったと思っている。

その日、会社帰り、書店に寄った時に、悟りに関する書籍が目に入った。
思わず買って読んでしまったのだ。それ以来、悟りに関して、人に会ったり、瞑想したりするようになった。

自分自身、あまり考えに偏りたくないと言うのもあって、宗派とか宗教などサークルには関わらないでいる。

今現在、何となく悟りについては、理解したような気がする。若い時にイメージしていたものとは大分違っていたが。

確かに悟りは、シンプルに物事は見るようになる。
要は、全てが幻想であれば、深刻に考えることが難しくなる。大変な事があっても、それも幻想。

しかし、幻想ではあるが、一人一人何かの役に立とうとしているのであるから、尊重すべき。その幻想を否定したり、かき消す権利もないと思っている。

人は、五感から情報を集め、脳に伝達し、映し出したものが「現実」と思い込む。Apple Vision Proをつけると、それが一瞬リアリティを感じてしまうのも同じ。仮想現実だと分かったとしても、リアリティに感じてしまう。テレビも映画も小説も。

と言う事は、幻想なのだから、幻想は変える事もできるし、そのまま映画のように過ぎ去って行くのも待つこともできる。これが、悟りを理解したシンプルさなのかと思う。

と、私は感じている。

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