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IT&マーケティング界隈の動向まとめ(2021年2月分)
Twitterに投稿していたニュースをもとに、2021年2月のIT&マーケティング界隈の動向を振り返ります。
①Googleノーコードの進化
競合と比べて後手に回っていたGoogleのノーコードが、徐々に進化してきている。Workspaceの進化としてAppSheetとの連携を強化するであろうFrontline、ノーコードにて自然言語でのチャットボットを実装できるDialogflowに注目したい。
②CRMの紙DM対応
CRMやCDPを起点とした紙DM発送のデジタル運用が浸透している可能性あり。コロナ禍でオフィス在中の顧客に届かないリスク増よりも、印刷~発送を自社で行うことに伴う出社リスクの方が大きいとの背景か。
③プロダクト開発の指針が続々
▼経産省がSociety5.0に向けた企業ガバナンスの在り方について、論点を総覧的にまとめている。テクノロジーを武器に市場を戦う企業は必読。
▼LayerX福島氏が、SaaSプロダクト開発におけるコアの考え方と戦略を言語化。重要な論点ばかり。必読。
▼昨年に上場したプレイドの舞台裏が連載にて言語化中。IPOのリアルを学ぶうえで非常に貴重な資料。
▼TechCrunchによるSaaS市場の次なるトレンド指摘。キーは、ベストプラクティスを提供すること、ソフトウェアソリューションに専門家サービスを内包すること、月額固定ではなく従量課金にすること、の3点。
④メジャーSaaSと連携前提のSaaSの躍進
▼SaaS経営管理ツールのDataJoyが600万ドルのシード資金調達。将来的に、SalesforceやMarketo, HubSpot, NetSuite, Gainsight, Amplitudeなど主要システムとのコネクターを開発する予定とのこと。
▼DWHデータフィードバックツールのCensusが1600万ドルのシリーズA資金調達。DWHに集約、分析されたデータをSalesforceやMarketoなどのアプリに再反映することができるニッチなツール。
▼小売特化のデータプラットフォームSoundCommerceが1500万ドルのシリーズA資金調達。AmazonやShopify, Magento, Saleforceなどの主要システムと連携して、収益性やLTVなどをリアルタイムに可視化する。
▼Salesforceアドオン特化のDevOpsツールCopadが9600万ドルのシリーズB資金調達。ローコードであるSalesforceが従来の開発プラットフォームのように機能しない点に対して、コードベースのDevOpsソリューションを提供。
▼セールスイネーブルメントツールのHighspotが2億ドルのシリーズE資金調達。セールスにかかわるあらゆる機能をオールインワンで提供。顧客の購買体験を重視することから、マーケティング段階からの一貫した体験も重視している模様。
⑤支援会社によるDX支援チームのブランディング
相変わらず多い領域。
⑥その他気になるトピック
BigQueryのインメモリ分析エンジン、BI EngineがData Portalに加え、Looker, Tableauにプレビュー対応🎉BI Engineが利用可能な場合はそちらを自動的に利用し、クエリを数ms程度で返せるようになります。これにより、ドリルダウンやフィルタ操作がさらに高速に。https://t.co/SWmzSuV09f #gcpja pic.twitter.com/4PphJtWl3f
— Yuta.H (@yutah_3) February 25, 2021
以上、2021年2月の振り返りでした。
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