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腹鳴恐怖症だった私と吃音症の娘NO.163 やっぱ、そうなるか・・

88歳の義母が、施設から家に帰ってきて、もうすぐ5ヶ月。

義母は、私の知ってる限り、まだ60代だった頃、元気バリバリ、元々、車の免許も取らなかったらしく、ひたすら歩き、バス、タクシーを利用していたようで、近所の買い物は歩き、帰りは荷物がたくさんある中歩き、ひたすら自宅を目指す。
ある程度の街と言われるところまでは、歩きとバスでひたすら目的地に向かう。
歳を取ってからは私たちと車で買い物には良く一緒に行ったものである。

とても、糖尿病や、他の病気に苦しめられるとは、家族一同思ってもいなかった。

義母が、82歳の時、私たちの住んでる家に増築して、仏壇供養をし、一緒に住む流れになったが、それからは、入退院を繰り返した。

その頃、集中治療室に、数日間入っていた義母なのだけど、その前に医師から、延命治療されますか?と聞かれ、もう時間はありませんと言われ、義母の妹たちが勢揃いしているなか、病院で私たち夫婦待ちで、私たち夫婦の決断を迫られていた。

私たちと言うより、義母の次男である夫の一言にかかっていた。
医師からは、意識朦朧としている義母を診て、『良くなっても、もう、これくらいですよ、それでもいいですか?』と言われた。

しかし、義母は、常日頃から、『90歳までは生きたい!』と言っていたのを、皆んなが知っていた為、夫は迷いなく、『延命治療をお願いします』と
答えた。

それから、今は、こんなに歩けるようになって、誰よりも食欲もあり、ユーモアで面白く、前向きである義母なのだが、昨日、『もう、デイケア行くの飽きた』と言ってきたのである。

ここのところ、デイケアでも、私が知らない、聞かないふりをしているだけで、色々なことが起こっているようである。

義母から私は話をちょこちょこ聞くだけなのだが。

義母の歳になっても、人間的なことで、色々考えてしまうのかと、もう私はどうもしてあげれないわとなるのだが・・・

義母は色々な施設を7年くらいで、かなり回ってきている。

最初は良いのだけど、慣れてくると、飽きてくるのである。

これは、まだ、義母からすると若いと言われる51歳の私でも、大いに納得できる部分でもあるし、長年、同じ会社で働いている、毎日毎日、全く同じではないにしても似たようなことを長年続けなければならない、気持ちの切り替え、考え方、自分または人に相談しながら続けていけたりするものである。

義母は、他の利用者さんや、介護スタッフの人たちと、とても楽しそうに話しているところを度々見かける。
しかし、家に帰ってきてから、手のひらを返したように、その人のことを悪く言う。

え?あんなに楽しそうに話してたのに?
って、つい言ってしまったが、よくある話だし、それを聞いて、月水金と、デイケアに行って疲れると、火木土日は、割と寝ている時間が多い。

さっきあれだけ寝たのに、ご飯を食べると、また眠いと言いベッドに行く。
まあ、義母の年齢くらいになると眠くなるのだろうなと思ってしまう。

デイケアが疲れるなら、金曜に行ってる、デイサービスのところ、泊まりに行く?と、昨日の夕ご飯の前に提案した。

今から〇〇(娘)も中学生になるし、部活に入ったら、試合とかもあったりするし、前みたいに、ショートステイ使う?と言うと、まんざらでもない様子だったのに
『へー、泊まれるの?』と言ったかと思えばご飯を食べ終わる頃、△△(夫)は、施設に泊まりにいけって言ってるのか!と言われ、かなり顔色を変えて言われた。

言うなら手のひらを返されたということに近い。
え?となる。
良かれと思い、提案したことも結局は良く思っていなかったのだ。

だから、じゃあ、泊まりに行かないなら、今まで通り、デイケア2日、デイサービス1日で良いね、となった。

夫とも話したが、義母はもう恐らく、痴呆が入ってる。
それは、そうかと思った時もあったが、最近は、幻聴幻覚もなくなり、まともだと思っていただけに、あー、やっぱりかという思いが強い。

日頃から、どこのデイケアがどうで、こうで、あそこの施設はどうだとか、よく話をする。

娘の中学入学に向け、買い物だとかなんだとか、といった時に、1人で留守番させる日も増えた。

正直、介護する側で言わせてもらうと、ショートステイに、前の通り行ってくれると、自分たちの趣味もできたり、娘の部活で動けたり、地区の役員なども、回しやすい。

しかし、この想像も未来のことを見ているが、義母が、お泊まりは行かないと言うと、それはもう仕方ない、小さい子供と同じと常々思うのだけど、全く、義母に言っても融通がきかないのだ。

どうにか回して行くしかないだろう。
というか、いつ何時、デイケアを辞めると駄々をこねられるか時間の問題だと思う。

うちと同じように、介護されてる方でもっと大変な家庭もあるだろうから、今ある現状を受け容れ、自分たちのできる範囲のできることをやり、日々過ごすしかないと思う。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました^ ^



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