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【エクセル】なぜセル結合は嫌われるのか?

おはようございます。こんにちは。いたをです。
新しいエディタ、なかなかいいですね。

さて、今日はエクセルの「セル結合」機能について書いてみましょう。

1.なぜそんなにセル結合を使いたがる

そりゃ、表を見やすくしようと思えば、重複するデータはまとめてスッキリさせたほうがいいですものね。

いわゆる元表
見ばえ重視でセルを結合した表

ただ、安易に「セルの結合」使ってしまうと、後々その表の扱いに苦労することがあります。例えばこんなこと・・・

  • 表の並べ替えができない

  • セル範囲をうまく選択できない

  • コピー・移動で結合されたままペーストされてしまう

ひとつひとつ解説しますね。

① 表の並び替えができない!

例えば、さきほどの「セルを結合した表」で、並べ替えをしようとすると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。

「この操作を行うには、すべての結合セルを同じサイズにする必要があります。」

「すべての結合セルを同じサイズにする必要があります」というエラーが表示され、並べ替えをすることができません。ぐすん!!

② セル範囲の選択がうまくできない!

他にも、セル範囲の選択がうまくできないことがあります。

2行目だけを選択したいのだけど、
結合セルがあるために4列分選択されてしまう
これは面倒だ!!

2行目を選択しようとすると、2~4行目までがまとめて選択されてしまいます。選択範囲に結合されたセルが含まれているためです。

③ コピー・移動で結合されたままペーストされてしまう!

結合されたセルをコピー アンド ペーストすると、
結合されたまま貼り付けられてしまいます。

結合されたセルをコピー アンド ペーストで貼り付けると結合されたサイズのままペーストされます
普通に貼り付けることができません。結合を解除する手間が増えてしまいます。

「値」のみで貼り付けたらいいじゃない!でも・・・

B12セルに値が入っていると、ご愁傷さまでした!

サイズの不一致は防げますが、上の図のようになります。巻き添えになったセルの数値は死亡してしまいます(ちょっと言葉が過激か!)。いやん!

2.考え方をちょっと変えるだけで

じゃあ、なんで「セルの結合」なんて機能があるんだョ~。
そう思うのが当然の行き先ですよね。

そこでいたをおじさんからの提案です。

毎日の業務で蓄積されていくデータを格納していくための「元表」と、並び替えや集計などの加工を経て、人に理解しやすく「魅せるための表」を切り分けてみてはいかがでしょう。

いわゆる「元表」

毎月10件ぐらいしかデータが上がってこないから・・・、なんてこともないでしょう。1ヶ月まとめると伝票も100枚、200枚と上がってくるのが普通ではないでしょうか。

それなら、毎日のデータ入力の表(元表)にどんどん入力していって、月末などの定時処理の際には、そこから加工用の別表を立ち上げ、最後に見せるための表を作成するほうが効率がいいですね。

税理士さんなどに経費項目などをエクセルで送るときも元表さえきっちり作っておけば、それを渡すだけでいいのでこんな楽なことはないかと。

3.まとめ

今日は「なぜセル結合は嫌われるのか?」のテーマで、エクセルの「セル結合」機能のデメリットの話をいっぱいしました(笑)。

いや、ホント。悪者ではないんですよ。
ただ文字がミチミチに入っているすべてのセルが分かれた表が、データの二次利用を前提に考えると、ベストだということを知っておきましょう。

えっ! 手元にある数千行のデータが色んな所でセル結合されている?

!!!!!!!

そんなのやだー!

次の記事で、すべての結合を解除して、同じデータでミチミチに満たしてあげる方法をご紹介することにいたしましょう。

それではまた。



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