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【エクセル】「#N/A」「#DIV/0!」「#VALUE!」なにこれ?が、スッキリ解決!

おはようございます。こんにちは。いたをです。

エクセル上級者への入り口、GW連続投稿の6日目は、エクセルを使っているとよく見かける「変な表示」について考えてみたいと思います。

「変な表示」の正体はエラー

タイトルにも上げていますが、「#N/A」「#DIV/0!」「#VALUE!」など、エクセルを使って関数や数式の結果を表示させようとしたら、変な表示が出て「なんだコレ?」と思ったことはありませんか?

変な表示の意味は、簡単に言うと「エラー表示」
「あなたの作った計算式間違っていますよ!」とエクセルが教えてくれているのです。

エクセルのエラー値は全部で7種類あります。まずはそれぞれのエラーが「何を意味しているのか」を紹介しています。そして「どうしたら解消できるのか」を簡単に説明してみました。表示されたエラー表示と見比べて、「こういうことだったんだ」と分かるようになるとしめたものです。

#DIV /0!(ディブゼロ)
意味:数式や関数において、割る数が「0(ゼロ)」もしくは「空白セル」になっています。
数字を「0(ゼロ)」で割るのは数学の世界ではタブーです。まぁ、実務のエクセルではよく見かけます。
対処法:分母が「0(ゼロ)」もしくは「空白セル」になっていないか確認してみてください。

#VALUE !(バリュー)
意味:数式や関数において、指定してはいけないデータを指定していますよ。
対処法:本来は数値を入れるべきところが文字列になっていないか確認してみてください。

#N /A(エヌエー)
意味:数式で参照の対象が見つかりません。
主にVLOOKUP関数などで「範囲」の中に「検索値」が存在しないときに出現します。
対処法:数式や関数の式において、指定した値が正しいか確認してみてください。

#REF !(リファレンス)
意味:数式や関数で、指定のセルを参照できません。
対処法:参照先を再指定してみてくだい。

#NAME ?(ネーム)
意味:エクセル関数において定義外のものが入力されているようです。
対処法:関数名やセル名に誤入力がないか確認してみてください。また、文字列が「 “ ” (二重引用符)」で囲われているかも確認してみましょう。
古いバージョンのエクセルで対応していない関数を使おうとしたときも出ることがあります。

#NUM !(ナンバー)
意味:エクセルで使用可能な数値やデータの範囲を超えています。
対処法:指定したパラメータが正しいか確認してみてください。

#NULL !(ヌル)
意味:複数のセル範囲が半角スペースでつながれており、セル範囲同士に共通部分がありません。
対処法:数式や関数に不要な半角スペースが含まれていないか確認してみてください。

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数式が正しくてもエラー値が出るときは

7種類のエラー値を紹介しました。エラーを解消するためにはそれぞれのエラーの意味を理解し、それに応じて対応することが大切です。しかし、正しく入力していてもエラー値が発生してしまうことがあります。

そんなときにはエラー値をほかの値に変換してくれる「IFERROR関数」を使うことで、エラー表示を回避することが出来ます。

メモ!
IFERROR関数:=IFERROR(値,エラーの場合の値)
エラーの場合に指定した値を返す関数です。

正しく入力していてもエラー値が発生してしまう・・・例えばこんな時。

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昨年は例の宣言が出されたために休業を余儀なくされ売上がなかったんですよね。結果として「#DIV/0!」エラーが表示されてしまいました。

このケースではミスがあるのではなく、必然的にエラーが出てしまっていますので、「IFERROR関数」を使ってほかの文字に変えてしまいましょう。

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▲ 結果として、指定した文字「ー」が表示され、スッキリとした表になりました。

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今日はエクセルを使っているとよく出てくる「変な表示」=「エラー表示」について取り上げてみました。

エラー表示をなくしたいのであれば、エラー表示の意味を理解するのが一番の近道だと思います。エラーの意味が分かれば、おのずと原因がわかり、対処法がわかります。

いかがだったでしょうか。GWも終わりが近づいてきました。
休日を楽しみつつ、有意義な学びも進めていきましょう。

それではまた。

GWエクセル集中投稿シリーズ


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