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118 アプリの多機能化は共通の課題

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
「アプリの多機能化」というのが業界問わず進んでいますね。
直近の大きなニュースとしてはNETFLIXがゲーム市場に参入したことでしょうか。

日本ではまだですが、7月にビデオゲーム市場に参入すると発表した後、8月に2作品を提供し、本日新たに3作品を提供開始したようです。

サービスの対象は現状ヨーロッパのアンドロイド端末限定のようです。会員であれば無料で利用できるようで、同アプリ内のゲームタブからGoogle Playに飛び、ゲームをインストールできるそうです。

何で無料なのか、何でゲーム市場の大きいアジアじゃないのか気になったので調べてみました。

無料の背景

前々から言われていたらしいのですが、会員数の伸びが鈍化していることと、ディズニー+等の競合サービスの台頭もあり、コンテンツの拡大により継続的な成長を目指すものとのこと。

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(画像:添付の日経記事より抜粋)

個人的にはすごく増えてるように見えるのですが、21年1~3月期の会員純増数は予想(600万人)を大幅に下振れて398万人にとどまったようです。
ちなみに巣ごもりが始まった前年同期の純増数は1577万人だったとのこと。

新規登録の促進及び解約阻止を図るための、ゲームコンテンツの無料提供だったんですね。

何故アジアじゃないのか

角川アスキー総合研究所の『ファミ通ゲーム白書2021』によると、
2020年の世界ゲームコンテンツ市場は約21兆円程で、その内アジアは約43%を占めておりており、市場規模はアジアが世界で最も大きいという結果になっています。

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(画像:gamebizより抜粋)

このアジアの市場の中で断トツなのが中国です、
記事によって金額は様々ですが、ゲームユーザー数は6.6億人にのぼり、中国のゲーム市場は4~6兆円とも言われています。

そんな中国で8月末から未成年のゲーム禁止令なるものが発令されているとのこと。

ウソみたいな規制ですが世の中にはこんなこともあるんですね。
全てのオンラインゲームが対象とのことなので開発元は笑えないお話です。

これが理由かは定かでないですが、NETFLIXがアジアを対象にしなかったのもなんとなく頷けます。


それにしてもゲーム市場の伸びは著しいですね。
NETFLIXに限らず、動画、音楽配信のサービスを行っている企業の参入が増えるのではないでしょうか。

スマホがインフラとなった現代において、アプリの多機能化は業界共通の課題かもしれません。

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