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124 硬貨取扱い手数料への不満

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
本年7月にゆうちょ銀行が新設した「硬貨取扱料金」というものをご存じでしょうか。硬貨預け入れ時に発生する手数料で、2022年1月17日から開始されます。

ここ数年メガバンクを中心に大量の硬貨を取り扱う場合の手数料を新設する動きがあった中、ゆうちょは最後の砦感があったのですが、時代の流れは怖いですね。

窓口での硬貨取扱い手数料

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ATMでの硬貨取扱い手数料

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(画像:ゆうちょ銀行HPより抜粋)


手数料に対する生活者の反応も顕著なようで、弊社が運営しております不満買取センターへの金融手数料関連不満の投稿も増加しております。

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(画像:文章解析AIダッシュボード「アイタスクラウド」による2/四半期金融関連不満の分析結果の一部)


より大きな負担を抱えるのは小売り、飲食業の方々でしょうか。硬貨取扱い手数料の件についてのインタビュー記事があったので拝見したところ、現金決済で溜まった硬貨を預け入れる際に負担になるといった声がやはり多かったようです。

また、神社も賽銭やおみくじ、お守り販売等で場所によっては扱う硬貨がかなりの量になっているらしく、今後の対策を迫られているとのこと。しかし中には銀行員が集金に来るため手数料がかかっていないという話もあり、意外な抜け道もあるみたいですね。


厳しい収益環境が続く銀行業界ですが、新たな収益源となるものを作らない限り、どんどん手数料の金額と種類を増やしていくしかない状況にあります。

各行の今後の動向に注目ですね。


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