121 クレカアプリの機能充実に期待
Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
クレジットカード関連の話題で今年は三井住友カードがでてくることが多いかなと思います。
今年の2月にカードに番号を印字しない「ナンバーレスカード」を発行したばかりですが、今月からはいよいよ「カードレス」を始める予定で、アップルカード同様にクレジットカードをアプリで提供するようにするとのこと。もちろん国内では初の取り組みです。
この動きに追随して全日空もカードレス化の検討に入っているようです。
アップルペイ等にクレカを登録して利用されてる方々は正直インパクトの薄いニュースだと思いますが、新たにクレカアプリが誕生するので、どんな付加サービスがあるのかには期待ですね。
現状コード決済アプリとクレカアプリの主だった機能の違いは
①個人間送金及び銀行振込みの可否
②分割払いの可否
ぐらいでしょうか。
①はコード決済アプリで利用可能なサービスが多いかと思いますが、クレカの場合は振込機能がないので、こちらの利用頻度が高い方はコード決済の方が便利ですね。
②はクレカは当然可能ですが、コード決済で可能なのは少額ローンサービスを始めたファミペイとメルペイのみでしょうか。しかしクレカと違い限度額10~20万円程であるため、高額の買い物をされる場合はやはりクレカが便利かもしれません。
あくまで現状の違いですので、新たな付加サービスが加わればその差も縮まってくるかと思います。今後の利便性向上に期待です。
【あとがき】
日本のキャッシュレス決済比率は2020年時点で29.7%となっており、普及が遅いと言われていますが、みんなが口座を持っていてATMも近くにあって、すぐ現金を引き出せちゃうような環境であれば、キャッシュレスの必要性を感じにくいので、そりゃ他国と比較して遅いのも当然だよねという見方もあるかと思います。現金決済の環境が整備され過ぎていた感がありますね。
世の中の状況が変わり、キャッシュレス決済をする必要が生じたことや、キャッシュレス決済によりお金が還元されるという分かりやすい利点ができたことで、消費者側は徐々に移行し始めていますが、法人側としては何種類も決済サービスができて手数料も取られてと面倒極まりない状況なので、このあたりの改善が必要なのかもしれません。
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