宿泊できるスペースが必要だ

ひさびさに具体的に古民家に関する話が進みそう。


我が家は「母屋」と「はなれ」と「内倉」と「外倉」と果樹園で構成されている。たいへん不本意な話ではあるが、そのなかでちゃんとした活用ができているのはいまのところ「母屋」だけだと言える。


ありがたいことに嘆き始めてから3ヶ月を終えた頃に、4名の入居が決まったので、「母屋」ではとても幸せな日々が生まれていて感謝感激なのだ。

こうなると次は「はなれ」あたりに着手していきたいところ。母屋の隣にある、雨風はしのげるけど、次につながりづらい間取りになっている建物を、大学生たちのグループが、別々に二代に渡って改修体験に入ってくれていて、地道にではあるもののすこしずつ作業が進んでいる。


リーダーの子が関西から離れて東京の大学院に進学してしまい、活動も下火になっちゃうのかなーという気がしていたが、毎月来て活動するという計画を立ててくれて、卒業生の子も遊びに来てくれることになっていたりもするので、引き続き彼らの活動が少しずつ進むことを祈って任せている。

ただ、ぶっちゃけたところ、残念ながら母屋がいい感じで活用されてきているため、これまでのように彼らがイベントで多くの人を集めてくれても、全員を宿泊させてあげられるほどのスペースがなくなってしまった。


というわけで、喫緊の課題は「泊まれるスペースをつくる」ではないかということを彼らに提案したところ、まずは「はなれ」のスペースのうち書庫として埋まってしまっている場所を空けて、広く使えるようにすることを進めていくのと同時に、その作業を手伝ってくれる人たちがちゃんと安心して宿泊できる場所を確保していくことが当面の目標ではないかと考えている。


彼らの活動を支えることは、若手の建築に関わる人たちに経験を提供するという意味で価値があると思っているし、出会えなかった人たちと出会う機会も生まれることは間違いない。

古民家活用の状況も一様ではないし、常に安定しているわけじゃないので、刻一刻と移り変わる状況と課題に着実に対応していかなければと思う。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。