無気力が三日もたない

基本的には意識高い系38歳ということだろうか。たまに無気力になって、何もかもがどうでもよくなって、ただただ一日を過ごすという時間がたまにあるが、三日はもたない。なにかをしてない日を過ごすことに慣れていないからか、ついつい何かした方がいいんじゃないかという気持ちになってくる。

そんなに何かをした方がいいのか。何のためにそんなに何かをした方がいいのか。将来の不安のために何か対策を打っておきたいというのか。不安のために行動を起こすのはそろそろやめていこうという気持ちになりつつあるので、それをエネルギー源として動くのはそろそろなくなりそうである。


するとやはり好奇心だったり収集心だったり、そういうものはいいかも知れない。先日も石灰を撒き、牛糞と籾殻をまぜて畑を耕せたが、昨年に比べて耕作面積が少し増やせたことと、昨年よりも明らかに土の色がよくなってきたことになんだか嬉しさを感じたのであった。「ああ、ええ土ができた」という謎の充実感が得られたのは、人生で初めての経験であると言える。

土も耕せたところで次は庭である。果樹園と、そして中庭が二つもあるので手を止めている暇はないはずだが、無気力感でいまは手が止まっている。

ただ今日も落ち葉が堆積していることを確認し、この落ち葉を全て取り除きたいものである、と感じてしまったので来週あたりはやるしかない。中庭にある落ち葉をなくすという作業を始めていけそうである。そして、庭にある立派な杉苔をもっと増やしたいという意欲も出てきている。


庭を美しい場所にしたいだなんて、考えたこともなかったけど、そんな意欲も年齢が上がってきたからか備わってきた。そういう動機はとても大事にしていきたいし、その動機に従って行動を続けていきたいものである。

柄にもないことではあったが、これからは暮らしに美しさを求めても、いいじゃないかと思っている。ほらまた意欲が湧いてきた。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。