見出し画像

本棚に秩序が生まれた

先日のADHD・グレーゾーンの生き方を考える会で、スピーカーとして登場された西原さんの本を購入させてもらいました。



西原さんもまたADHDである自分のことを受け入れるまでに色々と時間がかかって苦しんだけれど、それを克服してきた自分の経験を生かして、苦手であったことを逆手にとってADHDで苦しんでいる人の気持ちに寄り添っていく整理収納アドバイザーになったのでした。片付けられないという人にとって、本当に優しく優しく理解を示してくれる貴重な存在だと思います。


画像1


サインもちゃっかりもらいまして。


画像2


で、書いてあることを読んでみて、共感できることいっぱいだなーと思ってすこしやる気が出てきたのでした。東京の家にある本をなんとかすることから、ほんの少しでも始めてみようかという気になってきたのでした。


なんせ掃除に対する苦手意識が強いのです。何回やってみてもうまくいかず、散らかしてしまい、元に戻すこともできず、ただただ悲しい気持ちにしかなった覚えがないから。

元に戻してと言われても、その人がイメージしている秩序が全然わからないので、どこに戻していいのかが本当にわからず途方に暮れてしまいますが、それが全く伝わらないのでひたすら自己否定の気持ちだけが生まれます。


今日も心理学を大学院まで学び、ひたすらわかりやすく人の心を癒すことを追求し続けている愛すべき仲間のまりこちゃんとミーティングをしながら、ADHDの特性についてたくさん教えてもらった。


「普通の人より刺激に過敏で、すぐに反応をしてしまう特性なんだよ」

「アタマがね、忙しいの。すぐにその情報や刺激を受け入れてしまうの。」

「ワーキングメモリが少ないから、そのときにやってたことも、ほかからの刺激を受けると全部忘れてしまうの。そういう特性なの。」

「過集中すると他のことは見えなくなるし、それはもう脳がそういう構造になっている人の特性やからしゃーないの。」

「無意識にものをそばにおいてしまって、他のことに気を取られて、そのおいてしまったものをみつけられなくなるのは、典型的な特徴やで。」

「部屋がものでいっぱいとか、周りがざわざわしてる方が落ち着くとかいうのも特徴。そのほうが落ち着くような脳の構造になってる人やねん。ちなみにそれは、認知行動療法で少しずつ癖付けていくしかないけどね(笑)」


ほあーーーーーー!それや、それで苦しんでるで!37年やってるで!!

だけど、西原さんの本に書いてあることを読みながら励まされ、すこしだけでもいいからやってみようと、今日届いた本棚に、山と積まれていた本たちを整理してみることにしました。


西原さんが書いてあった文章の中で救われたのはここ。

ADHDタイプの人たちにとっての理想的な部屋に「人に自慢できる」というスペックは不要。優先すべきは「不便のない」「イライラのない」「安全に暮らせる」シェルターのような部屋ではないでしょうか。

誰かをよぶためではなく、外で疲れた心身をいやすことが目的。


とにかくもとに戻しやすく、掃除しやすい片づけが実践できることを目標に、くじけずに僕なりの「大雑把に秩序がある片づけ」をしていきます。


とりあえず、本棚はうまくいったので今日は自分を褒めることにする。

急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。