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「就労時間」「労働時間」「勤務時間」の違い

「就労時間」とは、定められた始業時刻から終業時刻までの時間を指します。「就業時間」とも呼ばれます。
休憩時間も含まれるため、9時から18時までの勤務で1時間の休憩がある場合、就労時間は9時間となります。

「労働時間」とは、労働者が雇用主の指揮命令下で企業のために働く時間を指します。この時間は休憩時間を引いた時間を言います。

「勤務時間」とは、企業の就業規則で規定された始業時刻から終業時刻までの時間を指します。つまり、「就労時間」と同じく休憩時間を含めた時間を言います。

では、これらのケースは労働時間に含まれるのでしょうか?
・朝礼や清掃などの理由で始業前や始業後に働いた場合
 →雇用主の指揮命令下で働いた時間であるため、「労働時間」として法的に認められます
・労働時間外に参加した研修の場合
 →会社から命じられた研修に参加した場合は、その時間は「労働時間」に含まれます。自主的に参加した研修の時間は該当しません。

勤務時間や労働時間、休憩や休日などの定義を把握していないと、企業と社員の認識が異なり、トラブルが発生する可能性があります。
入社してから、こんなはずではなかった!とならないためにも、
求人情報を正しく理解できるよう、正しく基礎知識を学びましょう!


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