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消えたあとに撮っても何も写らないけど。

おばんです。
仙台で写真撮ってるイタリーさとうです。


多分そこにあったであろう、何かが消失した跡。
昨日の記事で書いた「なんとなく記録する」うちのひとつです。

この2枚はどちらも撮影地は石巻。
やはり津波の被害で、なくなった建物は多いし、解体せざるを得ない建物も多い。
ゆえに街並みのなかでぽつんと更地になっている場所をよく見かける。
その空白の重みはなんというべきか、ズシンとのしかかってくるものがある。

一方で、こちらは仙台市内。
壊しては新しく建てるというのが仙台という街の特徴だ。
それは地震が多い地域だからというのも要因のひとつにはあるだろう。
戦後、仙台大空襲で焼け野原になったあとに建てられたものは耐用年数が限界を迎え建て替えの時期にきている。
そこまで古くなくとも、地震でダメになった建物も多い。

商業的にリトル東京化していく流れもあって、壊しては新しい建物を作るというのもあるかもしれない。

この街がいろんな理由でそうなんだから受け入れるしかないし、何も変えることはできない。
だけど、歴史ある建物や古い建物でもうまく活用できたらいいなと少しだけ願う。

そういう建物とか残ってるだけでも、なんとなくその土地の歴史だったり感じることができるのはいいなと思うから。

ま、さっき言ったようにいろんな現実があってそうなってるんだけどさ。

仙台駅前のクリスロード。
また新たにビルでも建つのかな?
もう前の建物の姿を思い出せずにいる。

#仙台 #コラム #日記 #写真

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