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性格の構成

実は性格診断が好きなので、大した信憑性もない診断サイトでかなりの時間を費やして遊んでしまいます。心理学的に最も信頼できるのは「Big5」という性格診断だと耳にしたので、時間があるときにやってみようと思います。

ところで、私たち人間の性格はどうやって決まるのでしょうか。そもそも性格とは何なのでしょうか。


まずは結論から。性格とは、状況に応じた行動パターンのことをいいます。例えとして学校の授業を挙げるならば、静かに椅子に座りノートを取っている生徒もいれば、隣の席の友だちとじゃれ合っている生徒もいる。どちらも状況に応じて都合の良い方を選んでいます。

これらの行動パターンは、その人が生きてきた環境に適応したものです。真面目に授業を受けて先生に褒められた生徒はさらに勉強に取り組むし、悪さをすることで先生に構ってもらえた経験からいたずらっ子は育っていくものです。


ならば、どういった経験がより性格の構成に影響を与えるのでしょうか。近年の研究から、育った家庭の環境よりも、学校や友だち関係から受ける影響の方が大きいことがわかってきました。(なお、知能に与える影響は家庭環境のほうが大きい)

子どもの性格は、学校や友だち関係の中で、誰とどのように付き合うか、そこでどんな経験をしたかに大きく左右されるものなのです。


このように性格は、行動の結果、周りの環境によって左右されるものです。故に、それらを変えれば性格を変えることもできます。

人見知りをしてしまう性格を変えたい!という人は、誰にでも手当たり次第に話しかけてみましょう。そうすると脳が勝手に「知らない人と話しても悪いことは起こらない」と行動に対する結果を学習してくれます。実際に、筆者の友だちは「かつては人見知りだったが、観光案内のアルバイトを始めたら人と話すことが楽しくなってきた」と言っていました。

環境を変える手もありますね。根暗な性格をなおしたいと思えば、明るい人たちの集団に入ってみる。もう少し勉強に真面目に取り組みたいと思えば、それからは図書館で勉強する。やり方はいくらでもありますが、基本的には自分のなりたい性格を持った人たちの中に混じっていけば、同じような性格になっていきます。人間は、朱に交われば赤くなるわけです。


筆者は自分の性格を気に入っていますが、それは自分がやりたいことをやって、素敵だと感じた人と積極的に関わってきたからではないかと考えています。

自分の性格をさらに自分好みにするために、これからも好きな行動と好きな友だちを大切にしていきたいと思います。

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