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価値観リスト

友だちや同僚と話をしていると、考え方が違うねと言われることが多いです。自分の中では普通のことなんだけど、他の人から見るとそうでもないことって結構あるみたいです。同僚は人生設計についてコメントを求めてくれて、意見すると「そういう見方もありかぁ」と感心してくれたりします。調子に乗ってしまったので、いろんなトピックについて「自分はこういう考えでやってますよ」って話をしようと思い筆を取りました。

こういった考え方みたいなものは周りの環境が大きく影響してくるものだと思うので、周りに自分みたいなタイプがいない人がこの文章を読んでくれれば、多少は新しい風を吹き込めるのでは?と思っています。新たな考え方や選択肢を少しでも提供できれば嬉しい限りです。当たり前なんですが、ぼくはぼくの考え方が良いと思っています。かといって押しつけはせず、おすすめのお店を紹介するくらいのノリで、ぼくの価値観を書いていこうと思います。

これらを提案すると同時に「こんな人が周りにいても受け入れてね」という個人的な願いのこもった文章でもあります。ぼくは仕事がクソ忙しくても「権利だから」とかなんとか言って有休をとりますが、それをよく思う人と、反対によく思わない人がいると思います。どちらもきっと正しいですし、優しさです。だから、自分と反対側の価値観を認めていくことがけっこう大切なんじゃないかと思っていますし、以降の文章はそういう目線で見ていってもらえたらと思います。


持ち家いる?って話

最近はいらない派が増えてきたなーと思ってるんですが、依然として盛り上がっているテーマじゃないかと思います。ちなみにぼくはいらない派です。長男なのにお家を継ぐ気もないんですね。ごめん先祖。時代の流れがここまで早くなった現代で、生活スタイルが変わらないとはどうしても思えないんですよね。地震とか台風とかの天災でぶっこわされる可能性を抜きにしても、例えば会社が潰れて転職するかもしれませんし、一緒に暮らすはずだった配偶者と離婚するかもしれませんし、近所でハブられて住みづらくなるかもしれません。これくらいの不安定に何千万といったお金をかけると思うと、けっこう怖いんですよね。もちろんリセールありきで買えば投資にもなりますし、いまどきの保険なら災害はカバーできますし、子育てはしやすいと思います。自宅にガレージが欲しい!みたいな理由もありですね。その辺も計算したうえで購入するなら全然アリかなーとは思うんですが、やっぱりしなやかさが無くなるデメリットの方が大きいんじゃないかなーというのがいまの所の考えです。家を建てた社員を狙って転勤させる会社って割とあるんですよね。ローンが残ってて簡単に会社を辞められないからです。


子どもいる?って話

子どもの育てやすさが云々とか言っておいてなんですが、いらない派です。ここも持ち家の話と根底は同じで、フレキシブルじゃなくなることが理由ですね。女性は身体的制限が増えるし、男性だって確実に時間が削れていきます。それを補ってあまりあるほどの幸せがある!みたいに思う人とはここで相容れないと思うんですが、ぼくは愛情を注ぐ対象があれば子どもでなくても満足するんじゃないかと思っています。ロボット犬と楽しそうに暮らす老夫婦とかいますもんね。甥っ子や姪っ子に愛情を注ぐでも全然いいと思います。そんな感じです。そうやって生きていって「やっぱり子どもが欲しい!」となったときは養子を取ればいいと思っています。世の中には育て親がいない子どもがたくさんいますからね。そんな子を引き取って親子になれば、社会もより良くなるような気がします。ここ、ぼくの批判受けがちポイントです。どちらにせよ大切なのは対象にどれだけ愛情を注ぐかだと思っているので(星の王子様スタイルです)そこに血縁はいらないしお腹を痛める必要もないと考えています。


結婚いる?って話

家も子も不要とくれば、当然結婚も必要ではないように思えてきますね。まあ、いらないかと言うとちょっと違くて「どっちでもいい」がより近い感覚です。なにも変わんないですからね。ぼくの考える結婚のメリットは大きく3つで、こんな感じです。

①保険の掛け合い…結婚すると家計が一緒になるので、片方が働けなくなっても収入が確保でき、生活が安定します。

②家族になれる…家族じゃないと面会できない、みたいな状況で意味を持ちます。税優遇や遺産相続で活きることもありますね。

③なんかいい…結婚するってなんかいいですよね。

こんな感じです。最近は「結婚していると異性に誘われる率を減らせる」もあるなーと感じてます。まあそんな感じです。個人的な話なんですが、現状は独身であることで得られる経済的メリットがあるので、とりあえずは独身してます。結婚してくれる人いるんかいって話はまあ置いといて。


恋愛ってなに?って話

これ大人になってからカルチャーショック受けたことなんですが、男性ってエッチな視点で女の人を見てることが多いっぽいんですよね。まあ男の子なんてそんなもんだろうと思っていたんですが、身の回りを見ていると想像以上にその傾向が強かったって話です。性別を持つ生物としてはそういった感情が強い方が有利ですし、そういった性質を強めに持った人たちの祖先が現代の我々ですから、当たり前っちゃあ当たり前なんですけどね。ってのと同時に、そういう人が多いために暗黙の了解みたいなものが生まれちゃってるように感じます。世界はぼくが思っているより「一緒にホテルにいけばOK」だと思っているし、男女の友情はないと思っています。Tea and Consentとか見てほしい。そんなことを考えながら「別に体の関係なんて無くてもいいよなー」と思っていたりします。ぼくには好きな人がいるんですが、性欲ってよりは親から子への感情みたいなもので、何かをしてあげたいとか、ずっと見ていたいとかの気持ちの方が断然強かったりします。このあたりで「好き」とか「恋愛」みたいな言葉に対する社会との認識ずれがあるような気がしています。

お金をどう使う?って話

お金の使い道問題、いちばん考え方が分かれるところなんじゃないかなと思っています。ぼくとしては、現実のお金も自分としてはゲーム内通貨に近い感覚で、切羽詰まってるわけでもないし使うときは使う…みたいな心構えでいます。力の護符(モンハンのアイテムです。高価だけど1つ持ってればいい)をたくさん買ったりはしませんが、ボウガンの弾はどうせ使うので、今後の手間を減らすために一度で限界数まで買う。そんな感じです。これは最近の気づきなんですが、現実世界で金づかいが荒い人はゲーム内でも荒いっぽいんですよね。あれば余計な装備のためにお金を使っちゃう、みたいな。これは個人的おもしろポイントでした。現実のぼくはここ2年くらい白シャツだけで生活しているんですが、ゲーム内でもクリアするまでいろいろな武器に手を出したりはしないんですよね。こんなことをしているので、見かねた恋人が服をくれます。ちょっといい白シャツとか。こんな感じで自分のものはほとんど買わないのですが、人にごちそうすることはけっこう多いです。恋人もそのタイプなので、一緒にお出かけするといつも伝票の奪い合いが始まります。長い目で見ればどちらも払っていて実際の出費は割り勘と変わらないんですが、与えてる感・与えられてる感が大きくて気持ちが良いですね。同僚と飲みに行くにしても「じゃあ次は自分が出すね」で関係が続いていくこともメリットです。


ものをもらうこと

前述のようにもらった服で生活してるわけなんですが、もらい物には買ったものにはない良さがあります。日本は新築が好まれてるんですが、欧州だったかでは親や親戚から受け継いだ家の方が好まれるらしいです。そこには歴史や物語があるからですね。働いて買った時計より、成人祝いに親から買ってもらった時計の方が価値があるだろう、みたいな考え方です。ブランドとかも同じ考え方ですよね。ぼくらはスティーブ・ジョブズの生き様とかに憧れてiPhoneを買っているわけで、性能だとかコスパだとかを見てる人って結構少ないと思うんですよね。物語のある物のほうが価値があります。ぼくは自分で買った物よりも誰かからもらった物の方が、値段にかかわらず価値があると思っています。おそろいのマグカップよりジュエリーをプレゼントして欲しいのだ!みたいな人とはここで分たれます。


まとめ

だらだらと書いてきて気づいたんですが、ぼくの考え方はわりと「フレキシブルであれ」「愛を持て」みたいな感じなんですね。もちろんそうじゃない人も周りにはいっぱいいて、みんなが好きなんですが、自分に近い人がもっと多ければなーなんてことを普段から望んでいたりします。実はこれ、そのための刷り込み文章なんですよね。改宗しませんか?

ぼくも今のところはこれ!って話で、時が経てば家が欲しいなあと思うのかもしれません。何より大切なのは、自分のなかの常識を疑うことと、自分にない視点を受け入れられるだけの余裕を持つことなんだろうな、なんて思ってます。

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