新たな道

小学校教員時代、新任の頃は本当に何もわからず、がむしゃらにただただ走り続けました。
大学院で得たものは絶対に証明したかった思いを抱き続け、どんなに下手くそでも何でも誠心誠意子ども達と向き合う覚悟を決めました。

それ以上に子ども達は反応してくれ、たくさんの不遜な私の授業にも我慢をしてくれ、優しい言葉をかけつづけてくれ、大人になった今でも関わらせてもらった彼らと繋がれていることが、私の宝物です。

しかし、時が過ぎるにつれて現実をつきつけられました。

職員室では、子ども達の問題、課題、保護者への不満等、省みることなく繰り返される内省のない空間。時に起きる同僚同士のやっかみ、妬み、嫉み。私はここにいると私自身も少しずつ同じよう境界になるかもしれないという恐怖と不安の隣り合わせでした。

それをかき消すかのように私は日々、研究と実践を繰り返しました。

子ども達の笑顔。保護者の皆様の声が私の支えの全てでした。

同志がいたとしても忙殺される日々の中で、2018年私は暗闇の中でJUMPする決意をしました。

最愛の妻の手を取り、自分の道を歩みはじめました。

そこからは何度苦しい日々を過ごしてきてかはわかりません。
訪れる恐怖、苦悩、喪失。沢山の想いと共に震える毎日が過ぎました。あの時の経験は人生の中で1番恐ろしい感覚で、今でも現在の日々が当たり前でないという感謝を産み続けてくれています。そんな真っ暗闇の中で一筋の小さな光が刺すように、私は最高の同志に出会うことができました。

それから、2年。

私の思う、実行力とプロ意識持ち合わせた最高のスタッフの皆に囲まれて幸せな日々を送らせて貰っています。
職員室から聞こえる教師の声は常にポジティブで、いつも子ども達1人ひとりのことを丁寧に考えた環境の調整や、今できること、チャレンジしたいことに溢れています。その証拠に子ども達個々人の名前が会話の中にたくさん溢れていて、それはその子の成長を心から願う教師としてのプロ意識を感じて他なりません。
その言葉達に信頼を寄せ、私も時に意見をぶつけ、共感し、内省しながら、最高の施設を創りあげることができました。

これからも私の挑戦は続きます。

人生に不可能はない。子ども達へのメッセージとして、私自身がそれを証明し続け、走り続けたいと思います。

そう、この素晴らしい仲間達と。最高の笑顔と成長を惜しげもなく毎日くれる子ども達と。園舎の方針をいつも理解して下さり、雨の日も風の日も毎日必ず送迎を繰り返し、決して譲ることなく最愛の子ども達に、親としての最高の愛を注がれる、保護者の皆様と。

「平和」を合言葉に。いつまでもは進化を続けていきたいと思います。

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