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制作日記No.229〈幸せになれないのはお前だけだ〉

2022年4月29日(金)

お疲れ様です。いたがきブログです。

乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ~あの後の彼女たち~』です!

(略して #短篇小説集ふりはる


現在、松村沙友理篇と西野七瀬篇を制作中です。


りんご姫とヒカル源氏の熱愛報道を受けて、現在制作中の小説に大幅な構想の変化が起きました。

きょうの日記をお読みいただく前に、昨日で完結した合宿免許篇を先に読むことをオススメいたします。(あくまでオススメなんで読まなくても大丈夫です)


▼合宿免許篇
制作日記No.224〈いざ合宿免許へ〉
制作日記No.226〈合宿免許の初日〉
制作日記No.227〈最終学歴は自動車学校〉
制作日記No.228〈合宿免許篇の「大団円」?〉

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▼「救済」の物語
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短篇小説集『ふりはる』松村沙友理篇は現在、いちど完成稿としてあげたものを設定資料に格下げしたところで止まっています。

スランプなんて大層なもんじゃなくて、「なんか違うなぁ」と思ったので放置している状況です。面目ない。


松村沙友理篇のテーマはひとことで言えば「救済」です。

〈男〉〈沙友理〉〈沙友理の夫〉という三人の登場人物には、それぞれの葛藤があります。

▼〈男〉
「内側の人間」と「外側の人間」を隔てる壁

▼〈沙友理〉
「アイドルとしての人生」と「一人の女性としての人生」

▼〈沙友理の夫〉
「抗えない運命」と「偶然を必然に変える運命」

この三人が全員「救われる」にはどうすればいいのか考えてストーリーを作りました。

が、そんな要素てんこ盛りのストーリーをろくな技術もないまま短編小説に収めようとした結果、小説ではなく設定の説明文になってしまったのが現在公開している設定資料というわけです。

これ誠に不本意なり。なにせ僕はこの「救済」がテーマの松村沙友理篇に、宗教的な神秘性や西田幾多郎の言う純粋経験のようなものを持たせたいのであります。

こうなったら三人全員の「救済」というのは諦めて、〈男〉と〈沙友理〉のお話に絞るべきなのかなぁとぼんやり考えていたところに、あのニュースが飛び込んできました。


▼これだよこれ
【スクープ】YouTuberヒカルと元乃木坂・松村沙友理が熱愛「超厳戒の真剣交際」


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▼おこがましいなお前
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なんかこの熱愛報道を見て、とても虚しい事実に気づいてしまったんですよね。

あれ、これって本当に三人とも「救済」が必要なのかな。もしかして本当に「救われたい」のは、言い換えると絶対に「幸せになれない」のって一人だけなんじゃない?

〈男〉が抱えている葛藤は、そっくりそのまま僕が抱いている葛藤です。〈男〉のモデルは僕と考えていただいて差し支えありません。

つまり、

三人の中で幸せになれないのは〈男〉だけであり、フィクションに「救済」を求めているのは他ならぬ僕自身なんですよね。

そんな現実では絶対に幸せになれない「外側の人間」の分際で、〈沙友理〉と〈沙友理の夫〉も救ってやろうなんて、おこがましいんだよお前は。


幸せになれないのはテメエだけなんだよ!と言われているような気がして、熱愛報道の記事を読むのがとっても苦しかったです。


さて悲しい現実に目を覚ましたところで、では松村沙友理篇はこれからどうしましょう。この続きはまた次の日記で。

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「超厳戒の真剣交際」ってはじめて聞いた。


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では、また後ほどお会いしましょう。

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